1. Media116
  2. おでかけ, 社会
  3. ショッピング, ファッション, 補装具(車椅子/補聴器など)
  4. 当事者とマスクと2020年夏~それぞれの問題~

当事者とマスクと2020年夏~それぞれの問題~

この記事を共有

ライター:Media116編集部

こんにちは、Media116編集部です。
全国的に梅雨入りし、蒸し暑い日も多くなってきました。
そして今年の夏はこれまでとは違って、コロナ対応による新しい日常を迎えています。「マスク着用」も新しい日常の一つといえるでしょう。
それにしても障がい当事者にとって夏は外出も屋内でも過ごすのが困難な季節です。加えてマスク着用も、となると考えるだけでうんざりしてきます。
そこで今回は今夏の過ごし方に関する注意点や夏マスクについていくつかご紹介したいと思います。

車いすユーザーが抱える“温度のバリア”とは

自律神経にダメージを負って体温調節ができない脊髄・頸椎損傷者は、汗をかく機能が働かない為、暑い中長時間外出をしている体温をコントロールできず「うつ熱」状態になってしまうこともありますので注意が必要です。

車いすユーザーの場合

●体内に熱がこもる
地面からの距離が近く照り返しが強いうえに、おしりと背中は常に車いすと密着。体内に熱がこもりがちになります。突然手足のしびれ・めまい・嘔吐などの症状が出る場合もあります。
●体温調節が困難
普段から屋外を避けることが多いため汗をかくことに慣れておらず、必要な時にも十分な汗が出ません。また特に頸髄・脊髄に損傷がある人は発汗障害があり汗が出ないまたは出にくいため、体温が下げられないのです。
●水分補給
車いすで使えるトイレが限られ、使える場合でも排泄に多くの手間や時間がかかります。あまり行かずに済むように水分を控えがちになってしまい、脱水症状になりやすくなります。
多目的・多機能トイレが長時間使用中の場合も多々あり、屋外で待つことが困難。
参考:ハートネット福祉情報総合サイト
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/250/

知的障がいや発達障がいのある人の場合

●知的障害のある人の場合
知的障害がある方の場合、基本的に自分から意思を訴えることが難しいです。暑い、のどが渇いたということをうまく伝えることが困難となり脱水症状や発熱という症状に至ることもあります。
●発達障害のある人の場合
暑さや喉の渇きを感じるのが苦手な方も多く、また服装にこだわりがあり暑い真夏日でも厚手のパーカーを好んで着用したり、好みの柄のジャージなど厚着をしてしまう場合があります。

夏用マスクで快適に!!

気温が高くなり、これまで着用していたマスクでは顔の周りに熱がこもったり、喉が渇きやすくなったりと、これまでには感じることのなかった暑さを体験する日々です。
少しでも快適に過ごせたら・・・・
こんな夏マスクはいかがでしょうか。

身近な無印良品で涼しさを

毎日使うものだからお肌に優しく、繰り返し使えるものを。そんなコンセプトのもと開発されたマスクは綿100%。夏に向けて新しく、Tシャツやパジャマを生産したときに出るオーガニックコットンの残布を再利用した「繰り返し使える 2枚組・マスク(サッカー織り)」「繰り返し使える 2枚組・マスク(ムラ糸天竺編み)」「繰り返し使える 2枚組・マスク(鹿の子編み)」の3種が登場します。(※今後の営業状況に応じて取り扱い店舗を決定します)
無印良品はショッピングモールにも多く出店しているので、バリアフリーで行ける店舗も
多いのではないでしょうか。

●繰り返し使える 2枚組・マスク(サッカー織り) 999円(税込)
6月上旬より全国の無印良品店舗にて順次販売

●繰り返し使える 2枚組・マスク(ムラ糸天竺編み)999円(税込)
6月中旬全国の無印良品店舗順次販売

●繰り返し使える 2枚組・マスク(鹿の子編み)999円(税込)
6月下旬全国の無印良品店舗

https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/section/S1100228

スーツのAOKI「ダブル抗菌・洗えるクールマスク」

スーツでおなじみの「AOKI」から、夏に快適なマスク「ダブル抗菌・洗えるクールマスク」が新登場。今までも洗えるマスクを販売していましたが、これからの時期に合わせて改良されました。抗菌効果はそのままに、通気性を高めて蒸れにくい仕様に
MASCOOL / マスクール 1,650円(税込)送料別
ホワイト、ブラック、ライトブルー、ライトピンク
※ウィルスや花粉などの侵入を防ぐものではありませんが、飛沫感染を防ぐエチケットマスクに最適です。

https://cloud.dm.aoki-style.com/mask_lottery_landing

洗える立体夏マスク(コットン100%)ムラ糸シャンブレー

3月に発売されたデニムマスクに続き着け心地の良い、涼しい夏マスクが新発売です。
生地は、児島縫製のコットン100%ムラ糸シャンブレー生地を使い、ステッチもデザイン。
口まわりも空洞で、口元に負担なく、ゴワゴワしません。
ゴムが緩んできたら新しいゴムで調整可能です。
株式会社アトリエロングハウス・ピロレーシング事業部

https://item.rakuten.co.jp/piroracing/mask006/

まとめ

たくさんのメーカーから様々な種類の夏マスクやフェイスシールドが発売されていますね。
Media116でも、今後実際に試してみて感想をお届けできたら良いな。と思います。
今後も当事者目線で見た・感じた・体験した「新しい日常」をMedia116からユーザーの皆さんに配信していきます。

この記事を共有

アバター画像

ライター Media116編集部

障がいのある方のためのライフスタイルメディアMedia116の編集部。障がいのある方の日常に関わるさまざまなジャンルの情報を分かりやすく発信していきます。

ブログ
公式HP
https://www.media116.jp/

このライターの記事一覧を見る

おすすめ記事

Media116とは?

アットジーピー

障害別専門支援の就労移行支援サービスアットジーピージョブトレ。障害に特化したトレーニングだから働き続ける力が身につく。職場定着率91パーセント。見学・個別相談会開催中!詳しくはこちら。

MENU
閉じる
ページの先頭へ戻る