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魔法の言葉2つ!人付き合いが苦手と感じている発達障がいのあなたへ

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ライター:Media116編集部

こんにちは!Media116編集部です。発達障がいのあるみなさん、「人付き合いって苦手だな・・・」「なかなかうまくコミュニケーションがとれないんだよな・・・」そう感じることはありませんか?今日は人とのコミュニケーションがちょっとスムーズになる「魔法の言葉」2つをお伝えします。

魔法の言葉① 「まあいいか」

「まあいいか」と聞くと、少し投げやりなイメージを持たれるかもしれません。しかし、実はこの「まあいいか」という考え方は非常に大切なのです。人間関係の中ではどうしても人対人の関わりなので、相手が自分の思う通りの言動をしてくれない、自分の中のルールや価値観と違うことを相手にされる、といったことは日常茶飯事です。

そんな時「許せない!」「なんでそんなことするんだ!」と怒ってしまったり、逆にショックを受けてしまったりすることはありませんか?それはもちろん障がいのあるなし関係なくそのように感じる人は多くいます。しかし、その怒りや悲しみの振れ幅を小さくしていく必要がありますよね。

そんな時、心の中で一言こうつぶやいてほしいのです。

「まあいいか」

魔女

例えば時間をしっかり守るのがマイルールで、「遅刻なんてありえない!」とあなたが思うとします。しかし相手は待ち合わせに5分遅れてきて、「おはよ~!」とのんきに挨拶をしてくるではありませんか。「自分は絶対に時間に遅れないように行動しているのに、なんでこの人はそうしないんだ!」自分ができることを相手ができない、しないということに腹を立てて激怒する寸前に、あなたはこう心の中でつぶやくのです。

「5分の遅刻で済んだだけ、まあいいか」

ここであなたが激怒して自分の価値観を押し付けてしまってその後が気まずくなるよりも、その5分を心の中で「まあいいか」と「流して」、または「許して」あげれば物事はスムーズに動き出すのです。

笑顔のうさぎ

「まあいいか」は自分の行動を甘くするための言葉ではなく、自分の価値観を広げるためや、人間関係には白か黒かしかないのではなくグレーもあるんだな、と自分の認識を広げていくための魔法の言葉なのです。

魔法の言葉②「そういうもんか」

先に書いたように、相手も人間なのであなたのマイルールや価値観から外れた言動をすることはしょっちゅうあるでしょう。同じ人間ではないので、それが当たり前なのです。その時にどう「違い」を受け止められるかで今後が変わってくるのです。

例えばあなたの中に「人のものには勝手に触らない」というルールがあったとします。しかしある日、引き出しに入っていたはずのハサミが机の上にでているのです。どうしたのかと聞くと、「ああ、ちょっと借りたよ」と悪気なく言う同僚。ここであなたはどう思うでしょうか?

「人のものに勝手に触るなんて非常識だ!」「普通ではない!」「許せない行為だ!」と怒るかもしれません。しかし、同僚の中には「人のものには勝手に触らない」というルールはないのです。だから「近くにあったから使った」だけなのです。自分の価値観と同僚の価値観は全く違います。その時に激怒するのか、物申すのか・・・それは簡単ですが、一歩大人になってこう唱えてみてください。

「そういうもんか」

魔女

「様々な価値観があって、同僚の価値観が自分と違っただけなんだな。」「こういうこともあるんだな」と周りを許すこと、そして、心を広く持つことでもっと自分の人生が豊になるでしょう。「そういう人もいる」という考えを持って多様性を認めることはとても大事です。その出来事を悪い方へとらないで、価値観は様々なんだということを学んだ良い機会だと捉えましょう。

「そういうもんか」が使える場面はもう一つあります。俗にいう

「暗黙の了解」

というものに遭遇した時です。公にはルール化されていないがその場にいる人全員が「こういう時にはこうすべき」と認識しているものです。

ルールブック

例えば、営業終わりに先輩とごはんに立ち寄ったとします。公には「先輩と楽しくランチを食べれればOK」なのですが、「先輩より安くて早く出てくるものを頼み、先輩をお待たせしないように先に食べ終わるべき」という社会人の暗黙の了解があったりします。最近ではフラットになってきている会社も多いのですが、昔からある話ですね。しかし、暗黙の了解を知らなければ自分の欲求を優先して先輩よりも高いものを頼み、遅くでてきたものをゆっくり味わって食べてしまうかもしれません。
「そんな古い体育会系のルールなんて守らない!」「なんで自分が好きなものを頼んじゃいけないんだ!」そう思われるかもしれません。

そんな時に心の中で唱えてほしいのが

「そういうもんか」

という魔法の言葉です。
自分には理解不能な規則や、自分の価値観と合わない暗黙の了解を突っぱねてしまうと、そのコミュニティ、ひいては社会というものに馴染むことも難しくなってしまうかもしれません。それは自分にとってとても不利益なことですよね。

人間皆、様々な考えや価値観、社会のルールを渋々でも受け入れて生活をしています。白黒、好き嫌い、価値観に合う合わない、ではなくその中間の「グレーゾーン」もあることを理解した上で受け入れていくことが必要です。

踊る動物

障がい者、健常者、外国人、LGBTなどなど・・・様々な人がいるこの社会で自分の価値観だけでは生きていけません。「そうか、この人はこう考えるんだ」「その人はそういうふうに振る舞うんだ」「こういう時はこんな対応をすると喜ばれるんだ」など人をお手本にしながら自分の価値観を広げてステレオタイプ化された考えを溶かしていくことが大事になるのでしょう。
人付き合いに困難を感じている皆さん、「まあいいか」「そういうもんか」この2つの魔法の言葉を心の中で唱えてみると生き方が少しラクになるかもしれません。良かったら実践してみてくださいね!

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ライター Media116編集部

障がいのある方のためのライフスタイルメディアMedia116の編集部。障がいのある方の日常に関わるさまざまなジャンルの情報を分かりやすく発信していきます。

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