1. Media116
  2. その他
  3. IT/アプリ
  4. 「やっぱりiPhone使いたい!でもVoiceOver使いこなせない・・」そんな視覚障害の方へ~視覚障がい者向け使い方教室 for iPhoneアプリを試してみては?~

「やっぱりiPhone使いたい!でもVoiceOver使いこなせない・・」そんな視覚障害の方へ~視覚障がい者向け使い方教室 for iPhoneアプリを試してみては?~

この記事を共有

「やっぱりiPhone使いたい!でもVoiceOver使いこなせない・・」そんな視覚障害の方へ~視覚障がい者向け使い方教室 for iPhoneアプリを試してみては?~ のタイトル画像

ライター:Media116編集部

「iPhoneを使いたいけど、ちゃんと使いこなせるか心配」という方は多いのではないでしょうか。特に、視覚障がいがあるとなれば、そのハードルは一気に高くなります。そんな時の強い味方、iPhoneに標準搭載されているスクリーンリーダー「VoiceOver」を使用して、基本的な操作方法を学習・練習できる、ありがた~い無料アプリ、ソフトバンクの「視覚障がい者向け使い方教室 for iPhone」をご存知ですか?

本体の構造から操作練習、便利な使用法まで

「視覚障がい者向け使い方教室 for iPhone」は、レッスン1から4で構成されています。まずレッスン1の「iPhone に触れる」に始まり、レッスン2「ボイスオーバーについて」、基本と応用に分かれたレッスン3の「操作練習」と続き、レッスン4「iPhone を便利に使う」では、さらに便利な操作法や、役に立つアプリなどを紹介します。

視覚障がい者向け使い方教室 for iPhoneのメインメニューのイメージ

早速、それぞれのステップについて、より詳しく見ていきましょう。

レッスン1:「iPhone に触れる」は、iPhoneの構造を理解するためのレッスンです。ナレーションに従って端末各部に触れていくと、ホームボタン、サイレントスイッチ、音量ボタン、電源ケーブルをつなぐためのコネクタなどの位置を確認できます。また、タッチパネルの範囲を把握するためのヒントや、音声認識型のパーソナルアシスタント機能「Siri」の利用方法を学習できます

レッスン1:「iPhone に触れる」の最初の画面イメージ

レッスン1:「iPhone に触れる」の端末各部の説明画面イメージ

レッスン2:「ボイスオーバーについて」では、VoiceOverとは何か、また設定時の注意事項や、設定・解除方法などを学習できます。

レッスン2:「ボイスオーバーについて」の最初の画面イメージ

レッスン2:「ボイスオーバーについて」の設定方法の説明画面イメージ

レッスン3:「操作練習」は、「基本ジェスチャー練習」と「応用練習」に分かれています。ジェスチャーとは、iPhoneを操作するために指先で行なう動作のこと。ダブルタップ、3本指左右フリック、スプリットタップなど、VoiceOver利用時のiPhoneの基本の操作方法を学習できます「応用練習」に進むと、これらのジェスチャーを使ったアプリケーションの起動や、電話の発着信、文字入力の方法について学びます

レッスン3:「操作練習」のメニュー画面イメージ

レッスン3:基本の操作方法の練習画面イメージ

レッスン4:「iPhone を便利に使う」では、基本ジェスチャーのほかに覚えておくと便利なジェスチャーや、VoiceOverの簡単な設定方法、読み上げ速度の調整方法のほか、カメラを使った印刷物の文字の読み上げや、色や被写体の識別&読み上げなど、便利に使えるアプリなどが紹介されます。

レッスン4:「iPhone を便利に使う」のSIRIの説明イメージ

レッスン4:「iPhone を便利に使う」のVoiceOverの説明イメージ

合理的配慮の具体例として内閣府でも紹介

「視覚障がい者向け使い方教室 for iPhone」は、内閣府が運営する合理的配慮等具体例データ集サイト「合理的配慮サーチ」にも掲載されています。

合理的配慮サーチ 視覚障がい者向けアプリ「視覚障がい者向け使い方教室 for iPhone」
URL:http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/jirei/cases/case_0064.html

障害者差別解消法の施行(2016年4月)以前の2015年6月に、すでにリリースされていたアプリだったんですね。

最初は晴眼者と一緒に試してみるのがオススメ

「視覚障がい者向け使い方教室 for iPhone」を利用するには、まずVoiceOverを起動させたり、App Storeからアプリをダウンロードする必要があります。いきなり1人では難しいかもしれませんから、初めてのときには、家族や友人、またはお近くのApple Storeで晴眼者のサポートを受けながら、使い方を練習していくのがオススメです。

Apple Store銀座、渋谷などでは視覚障がい者向けのワークショップが開催されていますので、アクセスできる方は予約してみてはいかがでしょうか?

この記事を共有

アバター画像

ライター Media116編集部

障がいのある方のためのライフスタイルメディアMedia116の編集部。障がいのある方の日常に関わるさまざまなジャンルの情報を分かりやすく発信していきます。

ブログ
公式HP
https://www.media116.jp/

このライターの記事一覧を見る

おすすめ記事

Media116とは?

アットジーピー

障害別専門支援の就労移行支援サービスアットジーピージョブトレ。障害に特化したトレーニングだから働き続ける力が身につく。職場定着率91パーセント。見学・個別相談会開催中!詳しくはこちら。

MENU
閉じる
ページの先頭へ戻る