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「障がいのない人と付き合って」相手を想うが故…

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ライター:わに

こんにちは。ゼネラルパートナーズで勤務しているてんかん2級の「わに」です。皆さんのパートナーは同じ障がい者ですか?それとも健常者ですか?私が結婚を見据えて付き合っている方は、健常者です。私は障がいのない彼とお付き合いしていると、どうしても劣等感や申し訳なさを感じてしまうのです。そして、こんなことを言ってしまうのです。

「申し訳ない」その一言に尽きる!障がい者側の苦しみ

「私じゃなくて健康で障がいのない人と付き合った方がいいよ」

そうパートナーに言ったことはありませんか?または口に出さずとも、思ったことはありませんか?
私はゆうに10000回は超えるでしょう。
その一言で「あ、解放された!よかった~~(*‘∀‘)ホッ」と思ったのか「わにちゃんは強いね!ありがとう!」と言って満面の笑みを浮かべてさっさと去っていく××男(※自重)が何人もいました。

開放されて喜んでいる男のイメージ

もちろん、私から「突き放した」ような形になっているのですが、本音はその相手のことを本当に好きだから困らせたくない、幸せになって欲しいという強い思いから、好きになればなるほどその言葉が出てしまうのです。

どうしても感じてしまう「申し訳なさ」

私は、てんかんの二次障がいで何かのキッカケがあると急にうつ状態になり相手を困らせてしまうこともしばしば。気分が安定しているときはルンルン♪でも、何かあると急に「またはじまった・・・」

自分自身もわかっているのです。病気がこうさせていると。でもその時はどうしても自分では止められないのです。

うつ状態の彼女と横でサポートする彼のイメージ

その時に献身的にサポートしてくれるのは今付き合っている健常者の彼。
彼はどんなことがあろうとも逃げ出さずにいてくれています。
だからこそ、「私と付き合っていて苦労をかけていいんだろうか?」「こんなにいい人はもっと幸せになって欲しい」いつもその「申し訳なさ」を感じてしまうのです

いっそ、どこぞの××男共のように尻尾を巻いて逃げてくれればすっきり気持ちの整理がつくのですが、ある意味彼は私をサポートしてくれることで私に現実を見せてくれているのかもしれません。

「私は障がい者であって、彼は健常者である」

という現実を。

健常者の彼が気づかせてくれたこと

そんな状況が2年続きました。
ある日、爆発してしまった私に彼はこう言いました。

「俺には何もさせてくれないのか。俺は何の役にも立てないのか。」

その時の私は彼のことを地球外生命体を見るような目で見つめていました。
そんなことを言ってくれるパートナーなんてこれまで地球上に一人もいなかったからです。
その言葉を聞いて、私は思ったのです。

「地に足をつけつつ、厚意には素直に甘えよう」


片寄せあうカップルのイメージ

自立してできることはなんでも自分でやる。しかし、できないことは厚意に甘えてしまおう。一人でできることが全てじゃないから。

目の前でわんわん泣いている私から「大丈夫だから放っておいて!」…全然大丈夫じゃないのにそう言われることほど彼にとって辛いことはないんじゃないかと思ったのです。
そうきっと、できないことは障がいの有無関係なく人それぞれで、お互いの凸凹をカバーしあって生きていくのがお付き合いなんじゃないかと私は思うのです。

だから、冒頭でお話ししたような「申し訳なさ」はきっと丸めて可燃ゴミに捨ててよいものなんでしょうね。
皆様の恋愛事情はいかがでしょうか。どのような考えで、どのような体験をされているのか、是非TwitterやFacebookなどで聞かせてくださいね。(頂いたリアクション、いつも拝見しています!有難う御座います。)

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ライター わに

17歳の時に側頭葉てんかんを発症、精神障害者手帳2級の障がい者。 酸いも甘いも経験してきた熟れ時アラサー女子。 「全力で働き全力で遊ぶ」がモットー。 誰彼構わず噛みつき周囲をヒヤつかせるため「わに」。 過激な記事を投稿しようとし編集長に止められるのが日課。

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