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「隣の芝生は青い症候群」を克服するために持つべき「自分のモノサシ」

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ライター:ヒラノオツボネ

みなさんこんにちは!ヒラノオツボネです。私はこれまで人材紹介会社にてキャリアアドバイザー・法人営業担当として健常者・障がい者の転職サポートに携わってきましたが、異動をきっかけにMedia116のライターとして働くことになりました。目に見える成果で評価される「フロント」の世界で生きてきた私は異動当初評価のされ方が目に見えづらいものであることに悩んだ時期がありました。障害者雇用で入社され、事務職や総務・人事など「ミドルバック」と呼ばれる職として働かれている方も評価の仕方が目に見えづらいものであるということに悶々とした経験はないでしょうか?今回は私がある人から教えて頂いた、その悶々とした気持ちを払拭する方法をご紹介します。

「私は会社にとって必要な存在なの?」目に見えない成果との闘い

私は読者のみなさんが記事を読んで少しでも「役に立ったな」と感じて頂けるように日々ガリガリと執筆をしています。「これだけの数の方がページを見てくださっているよ」ということを知ることはできますが、実際にどう思われているのか?リアクションや評価を頂くことは実はそれほど多いわけではありません。

その中で私は「本当に読者の役に立っているのだろうか?」「私の存在意義はあるのだろうか?」「読者に思いは伝わっているのだろうか?」そんなことを思い悩んだ時期もありました。

携帯を見る女性

画面越しの声が聞こえないことで自分の意義を見失っていた時、ある方がこんな考えを教えてくれたのです。

「自分のモノサシ」を持つこと

「自分のモノサシ」には2つの意味があります。

1つは「他者からの評価ではなく自分を自分で評価すること」
もう1つは「自分で自分を肯定すること」

「他者からの評価ではなく自分を自分で評価すること」の重要性を教えてくださった彼はこう説きました。
社会や他者のステレオタイプ化された「モノサシ」に自分を合わせて考えるのではなく、自分で決めた評価のモノサシを使って自分を評価することが大切だということを。そして、評価を人や環境に委ねず、自分の行動、考え、あり方を自分自身で評価することが「自分のモノサシ」であり、それが何より重要なことであると。

三角定規

それまでの私は人にどう評価されるか、何をしたら評価されるか、そればかりに目が行ってしまい自分の考えや自分のあり方を自分自身で決めることを放棄していました。まるで他者から与えられる評価が自分という人間を表しているかのように。

次に彼は「自分で自分を肯定すること」の大切さをこう説きました。
先ほどのように、他者に自分の評価を委ねて肯定・否定されるのではなく、自分で自分を肯定することが大切であると。「肯定感を得ることを人に頼らない」ということです。

自分で自分を肯定することは容易なことではありません。しかし、「ここまでできた」「前はできなかったことができた」「苦手だった仕事を克服できた」小さなことでもいいのです。そういった成功体験のひとつひとつを積み重ねていくことで「自分のモノサシ」で自分を肯定していくのです。

評価や肯定を人に委ねるのは簡単です。そして私は簡単な方に、楽な方に無意識的に流されていたのだと気づきました。すべてのベクトルを自分に向けること程困難なことはなかったのです。

そしてどちらも共通していることは「自分の価値を人に委ねない」そして「自分にフォーカスをあてる」ということでした。

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この競争社会の中では常に誰かと比較され、時には否定されることもあるでしょう。他者と自分を比較して落ち込んだり、劣等感を抱いてしまうのは人間であれば仕方のないことです。しかし、「その影響をいかに小さくするか」が大事なのです。

会社では人それぞれ違った役割があり、期待される成果も千差万別なのです。
「人は人、自分は自分」の考えを今日から身につけることはなかなか難しいですが、その時に是非「自分のモノサシ」を持つということを思い出してください。「自分で自分を評価する」「自分で自分を肯定する」その2つに意識を持っていくと自分の軸をぶらさず、自分の幸せのために一途に走っていくことができるのでしょう。

自分の芝を青く生き生きと育てるために

「隣の芝生は青く見える」とよく言ったものですが、それはきっと「比較」「嫉妬」「羨望」のように隣人と自分を比べてしまった結果なのかもしれません。しかし自分の価値を人に委ねず自分にフォーカスをあてるという意識を持って生活をしていくと、自分の芝は青く生き生きと育っていくことでしょう。

芝生に立つ後ろ姿

私は彼のアドバイスから「自分のモノサシを持ち、自分の人生にフォーカスをあてることが自分を幸せにする」 そう学んだのです。自分を幸せにできるのは結局、自分の心の持ちようであって他者からの評価や肯定ではなかったのです。

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ライター ヒラノオツボネ

これまで一貫して人材紹介会社にて健常者・障がい者の転職サポートに携わってきた人材一筋のオツボネ。ゼネラルパートナーズではキャリアアドバイザーとして身体障がいのある方のサポートを経験した後、精神障がいのある方のサポートに従事。現在はMedia116のライターとして仕事系記事を執筆中。

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