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GW明けから増加する「五月病」。ん、それって「うつ病」では?

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五月病のイメージ

ライター:Media116編集部

皆さんこんにちは。
気づけば4月もあとわずか。新しい環境に希望と不安をかかえながら、「もう少しふんばればゴールデンウィーク!」と自分に言い聞かせながら頑張った人も少なくないのでは?

がむしゃらに、夢中に頑張っているうちはいいのですが、ゴールデンウィークをエンジョイした後が要注意。プツンと糸が切れたように「何もやる気がしない」「会社に行きたくない」とスランプに落ち込む人が続出する、、、

そう「五月病」です。新しい学校、新しい職場、引越しなど環境の変化にメンタルが追いつけずスランプに陥り、場合によっては体の不調にもつながっていきます。

新学期でのストレス

「五月病」の原因として、よく挙げられるのが、

○新しい生活スタイルについていけない。(日常生活の変化・一人暮らしなど)

○新しい人間関係がうまくいかない。(新しいクラス、新しい学校、新しい職場など)

○入試・入社といった目標を達成したことで、目標を見失う、今後どうしていいかわからなくなる。

○新しい生活がイメージと違う。現実のギャップにへこむ。

といったもの。みなさんは大丈夫ですか?

実は、「五月病」という医学的な病名はありません。明確な診断基準もなくて、医学的に分類すると環境への適応が難しく精神的あるいは身体的に不調が出る適応障害の一種とされます。

「五月病」の一般的な症状として、「心の病状」と「体の病状」に分けられます。

「心の病状」としては、

○元気がない・落ち込む

○疲れやすい

○意欲が低下する

○集中力が続かない

○イライラする

といったもの、また「体の病状」としては、

○眠れない

○頭痛

○腹痛を伴う下痢

○胃痛

○食欲減退

○めまい

○動悸

といったことがあげられます。こうした症状は、「真面目・忍耐力・完ぺき主義・内向的・こだわる」といった性格の方に多いといわれますが、該当しない方でも5月病になるようなので「私はこのタイプじゃない」と油断は禁物!

もし「五月病かも・・・」と思ったら、規則正しい日常生活を心がけて、徐々に心と体を戻すよう心がけてください。

○食事・・・「栄養バランスに気をつける」

○話す・・・「誰かに話してストレスを発散する。話すだけでも発散されます」

○睡眠・・・「規則正しい起床と就寝で生活にリズムを作る」

○リフレッシュ・・・「自分の好きなこと、趣味などに没頭して気分を変える」「新しい目標を見つける」

リフレッシュのイメージ

特に生活リズムがくずれると睡眠に影響し、悪影響を及ぼします。(GWに寝溜めしてリズムを崩さぬよう。。。)

「五月病」は、環境の変化に対応できずに起きるもの。なので適度にストレス発散をしつつ、新しい環境に慣れていけば自然と症状が改善されていくことが多いものです。

しかし、「イロイロ試したけど、一向に改善されない。。」、こういった場合は単なる「五月病」ではなく、「うつ病」に移行している可能性があるので要注意!! 特に、

「仕事や家事だけでなく、好きだったこと、かつて没頭していた趣味などにも興味がわかない、、、」 

となると要注意!軽度の「うつ病」に移行していないか、症状が重くなる前にチェックしてみることをおすすめします。

<よくある症状>
○「仕事や家事が以前のようにこなせない」

○「いつも考えがまとまらない」

○「朝早く目が覚める・夜中に何度も目が覚める」

○「いつも眠い」
○「何をしても楽しくない・興味がわかない」

○「すぐ疲れる。」

○「イライラした状態が続いている」

○「気分が常に暗い・重い」「ゆううつ」

○「自分を責める」

該当する場合は、精神科や心療内科で診察を受ける、保健所や保健センター、精神保健福祉センターなどに相談してみるとよいでしょう 。
問い合わせ先は市区町村役場に電話で問い合わせるか、ホームページで調べてみましょう(下記のURLも参考にしてください)。電話で相談するか、直接相談するか、どちらも可能です。

参照:厚生労働省「こころの耳」精神科・心療内科などの医療機関
http://kokoro.mhlw.go.jp/facility/

参照:厚生労働省 全国の精神保健福祉センター一覧
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/mhcenter.html

また、精神科に行くほどではないと思うけど、悩みやストレスがたまっている。
そんな方は カウンセリングを受けたり、電話相談する、というのも手です。

厚生労働省の「こころの健康相談統一ダイヤル」というサイトでは地域の電話相談窓口につながります。また、こころの問題だけでなく、様々な相談窓口を掲載している「いきる・ささえる相談窓口」などがあります。

参照:厚生労働省「こころの健康相談統一ダイヤル」について
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000117743.html

参照:国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター「いきる・ささえる相談窓口」
http://ikiru.ncnp.go.jp/ikirusasaeru/

ただし、カウンセリングや電話相談の場合、当たり前ですが薬は処方してもらえません。相談したけど改善しない、、という場合は、心療内科または精神科で専門的な診断を受けること、無理は禁物です!

「五月病だ」と放置して、気づけば症状悪化。。。とならないよう、ゴールデンウィーク明けからのメンタルチェック、心に留めて置いてください。

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ライター Media116編集部

障がいのある方のためのライフスタイルメディアMedia116の編集部。障がいのある方の日常に関わるさまざまなジャンルの情報を分かりやすく発信していきます。

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