車椅子で行こう!ライブ!コンサート!!
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ライター:maroemon
いよいよ2020年になりました。
今年はオリンピック・パラリンピックの年ですね。
みなさんは観戦に行かれますか。
今回、メディア116では車いすでコンサート・ライブに行く手順
そして、実際にライブハウスでライブを体感してきました!
チケットの購入から当日まで
1)チケットを購入しよう!
● 行きたいコンサート・ライブの詳細をイベント会社に連絡します。
アーティスト・会場等をコールスタッフに伝えます。
会場によっては車椅子対応が難しい場合があるので、チケット購入前に確認しましょう。
チケット購入後に再度、イベント会社に連絡します。
その際に伝えること。
◎座席番号
◎車いすの種類→手動・電動・車椅子の大きさなど
◎同伴者の有無
コールセンターから当日の流れの説明があるので、質問があれば聞いておくといいでしょう。
◎ 会場に行く前に!
会場によっては多目的トイレがない場合もあるので、近隣で済ませるのがお勧めです。
公演時間が長いので、小腹を満たしておくこと!
会場内での体温調整が出来るように、カーディガンやブランケットの準備は必須!
◎ いよいよ会場につきました!!
車椅子席は、どんなに良席でも場所が決まっています。
サイトライン確保のため、このような台に乗せられることが多く車椅子の大きさによっては
非常に危険だなと感じることもあります。
現時点では台の大きさについては、この幅で高さで作る。という定義やきまりが
ないため、各会場様々な仕様となっています。
1つの台に何台の車椅子が乗せられるか。
こちらも事前申請で決められていくようですが
実際、当日になると一台、一台の車椅子の幅が異なるので
窮屈さを感じる時もあります。
ドームクラスのような大きな会場になると
サイトライン優先になり、かなり高い台からの鑑賞になる場合もあります。
まろえもん!ライブハウスでライブ観覧
今回、ライブ観覧に全面協力していただいたのが
北九州市出身ドラムヴォーカルをフロントとした3Pバンド首振りDolls
そして会場となった、下北沢にあるライブハウス下北沢Garden
こちらでまろえもんがライブを体験してきました!
今回、車椅子申請は直接ライブハウスへ。
下北沢Gardenには多目的トイレがないので、事前に駅ですませておきました。
近隣または同じビル内の飲食店等に多目的トイレがあるかチェックしておくといいですね。
入り口から地下まではエレベーターで移動です。
なんと!!エレベーター下りてホールまで数段の階段!
そこはライブハウスのスタッフさんが人力で運んでくれました。
全てのひとに音楽を
下北沢Gardenにはライブハウスには珍しく車椅子エリアがあり数段高くなっています。
一般のお客様は入れないようにきちんと区切られており安心して観覧できました。
サイトラインについては、こんな感じ。
下北沢GARDENマネージャー岩田さんから嬉しいコメントを頂きました!
「階段介助については手動・電動車椅子・ストレッチャーでも対応しますので
是非!下北沢GARDENに来場してください!」と
車椅子だと、アリーナやホールじゃないとコンサートやライブは無理かな。と
諦めてしまいがちですが、こんなウェルカムなライブハウスもあるので
是非、行きたい!と思ったら問い合わせてみてはいかがでしょうか。
下北沢GARDENの情報
音を届ける人たちの想いとは
そして、今回ご協力いただいた首振りDolls
普段ステージ上にいるアーティストは私たちのことをどんな風におもっているのだろう。
漠然とした質問を投げかけてみました。
私たち障害当事者との関わり、そしてライブハウスに来ることにどう思いますか。
Voのナオさんが中心に答えてくれました。
アーティストとお客さんという関係の中で、障害をお持ちの方との関りはいままでもありましたが、逆に過剰ではなく、ナチュラルな感じで接する様に心がけてきました。
ライブをやる側の人間・音楽を通して夢を届ける側の人間からすると、〝届けたいモノ〟があるし、自分達の音楽を届けるということに精一杯で一生懸命なので、見てくれるお客さんに対する分け隔てなどは一切なく、毎回、1本一本、その場に来てくれたお客さんのために、純粋に全力で向き合っているんです。見てくれる方には、とにかく楽しんでほしい。いつもステージに立っているときは、それだけを考えています。
確かにライブハウスにはバリアが多いところが沢山あって、なかなか足を運んでくれようと思って下さるまでに勇気がいると思いますが、諦めないでほしい。諦めないで問い合わせてくれたら、みんな力を貸してくれると思うんです。
今回、こうして当事者目線での取材を受けることで、周知が広がってくれると思うので。
是非!ライブハウスでお待ちしてます!
最後に首振りDollsの夢を伺ったところ
武道館でライブをやること、そして長く音楽をやりつづけたい!と
答えてくれました。
そんな首振りDollsのライブスケジュール等は下記でチェックです。
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ライター maroemon
車いすユーザーであり、聴覚・視覚・内部疾患も兼ね合わせる。 ジョブコーチまたアスリートとしての経験を活かし現在はゼネラルパートナーズの企業アスリートとしてまた知的障がい・発達障がい専任カウンセラーとして日々当事者と同じ目線で向き合って課題解決に取り組む毎日である。
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