車いすユーザーまろえもん観光記 タイへ行く!
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ライター:maroemon
こんにちは、media116編集部のまろえもんです。
現在、コロナウィルス感染拡大予防で海外への渡航が困難な状況ではありますが2020年2月、タイ・バンコクへ行ってきました。
今回は乗り物についてお話しようと思います。
市街地の電車・駅・構内はバリアフリー
タイ・バンコクの電車は日本の路線ほど煩雑・複雑ではありませんが複数の路線で形成されています。しかしながらタイ語は全く分からないのでとりあえず駅に向かいます。
バンコクでは現地在住の友人と行動を共にしました。友人もタイ語はほとんどわかりません。
エレベーターはどこ?
ほとんどの駅にエレベーターがあるらしいのですが、場所がわからず、表記もなく。
立ちはだかる階段!しかし、国民性でしょうか、困っていたらすぐに通行人が集まってきて、車いすを持ち上げてくれました。
「タイ!すごいな!」このような光景は滞在中、なんども遭遇しました。
アテンドします。
駅では警察官がアテンドしてくれました。
その時に、画像のような用紙をもらいました、ハンディキャップユーザーが乗りましたよ。という証明書でしょうか。タイ語がわからず・・・・
電車は時間問わず常に大勢の方が乗車していますが、私たちが乗るとすぐにスペースを
あけてくれました。
タイ・バンコクは常に渋滞の町としても有名です。近距離の移動であれば電車のほうが断然早いのです。
スロープはありません
全てといっていいくらいの駅がフラットなのでスロープはありませんでした。
これには驚きました。
今回、主に利用したのがBST:スクンビット線という路線でした。他の路線はどうなのでしょうか。
メークロン市場で電車に乗る!
タイ・バンコク市内から車で1時間半程の場所にある、市場の中を列車が通り抜ける「メークロン市場」に行きました。
すると・・・いままで車いすユーザーの参加はない。
電車は古いから乗せることが出来ないと思う。
今回はあなただけ車で移動してほしい。など現地についてから説明されましたが・・・・
溢れるホスピタリティ
現地の人たちが、数名かがりで乗せてくれました。
これは、まろえもんの体の大きさや車いすの重さ、電車の乗車時間に耐えられるか。などの
マッチングにもよると思います。
現地の方々に感謝とホスピタリティ精神にあらためて感動しました。
移動の主流はタクシー
バンコク市内の移動はタクシーが主流です。
まろえもんもタクシーを何度も利用しました、しかしながら日本のタクシーのようにナビが完備されてるタクシーはほとんどありません、悪質なぼったくりドライバーもいるので、きちんと交渉することが大切です。
乗車拒否はまったくありませんでしたし、車いすユーザーでも嫌な顔されることは一度もありませんでした。
飛行機について
今回、LCCで成田空港からタイ・バンコクへ。
機内は半分くらいの搭乗率でした、キャビンアテンダントさんは全員英語・タイ語が主流で
お一人だけ、少し日本語が話せる方がいて対応してもらいました。
聴覚障がいもある、まろえもんはキャビンアテンダントさんとアプリで対話。
機内食やトイレのことなどスムーズにコミュニケーションが取れました。
帰りは爆睡してしまい、目が覚めたらもうすぐ成田空港!
いかんせん往復便ともにキャビンアテンダントは手袋・マスク着用でした。
次回はトイレ・ホテル編をお届けします。
まとめ
2020年2月コロナウィルス感染拡大が懸念されつつ、まだこの時期は海外への渡航は制限されていませんでした。
タイ・バンコクの街もにぎわっていました。
今回はタイ・バンコクへは大きな目的があり行ってきました。車いすユーザーとして働く障がい者として「なるほど」を発信していきたいと思います。
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ライター maroemon
車いすユーザーであり、聴覚・視覚・内部疾患も兼ね合わせる。 ジョブコーチまたアスリートとしての経験を活かし現在はゼネラルパートナーズの企業アスリートとしてまた知的障がい・発達障がい専任カウンセラーとして日々当事者と同じ目線で向き合って課題解決に取り組む毎日である。
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