転職は恥でもなければ役に立つ~「逃げ」と言われない転職を~
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ライター:わに
あなたが「転職しようかな」と言うと、周囲はどんな反応をするでしょう?「また辞めるのか」「逃げるな」「根性が無い」「石の上にも3年と言うだろう」などと言われたことはありませんか?私はあります。
でも私はこう思うのです。「転職は恥でもなければ役に立つ」と。
理想的な社畜
私はアラサーですが、3社経験しています。一般的には経歴社数の多い方です。新卒で入社した会社では上司のパワハラに遭い退職。鬱状態のまま転職するも3ヶ月しか続かず退職。1年のブランク期間を経てゼネラルパートナーズに入社しました。
1社目では極限状態でした。毎日毎日馬車馬のように働いて、加えて上司からの理不尽ないじめ。ある日プツンと何かが切れて、気づいたらパソコンをゴミ箱に捨てていました。
そして部長の
「ゴルァ待てェェェ!わにィィィィィ――――!!!」
という叫び声をBGMに27階から階段で走り去ったのです。
2社目では24歳にして人生初の「クビ」を経験することになるのでした。
1社目2社目を退職した時、周囲からは「また辞めるのか」「逃げるな」「根性が無い」「石の上にも3年と言うだろう」などなど散々言われてきました。けれどその時の私はそんなことどうでもよかったのです。なりふりに構っていられるような精神状態ではなかったのです。
けれど今思うのは、「あの時転職を決断して良かった」この一言に尽きます。
危険な「自責」というワード
企業側が人を採用する際に見ている1つのポイントとして、転職理由が「他責」ではないことです。ケースバイケースではありますが、転職にポジティブな理由を求める企業があるのも事実です。事実がパワハラであっても、障がい起因であっても。
私がパワハラのことを話す際には「私の至らなさが原因で上司とうまく折り合いがつかなくなってしまいました」と、「自責の念」をもって話したほうが上手くことが運びました。そのうちに自責、自責を意識するようになり「そうか、私は逃げてしまったのか」、転職=逃げと思い込むようになったのです。
弱さと強さは表裏一体
しかし私は思うのです。転職は「逃げ」ではないということを。
弊社でお取引のある企業様や求職者様と話していて、最近よく思うことです。
「環境のせいにするな」とか「他責にするな」とか、確かにわからなくもありません。
もちろん自分の行いを振り返ることは大切です。
ただ、どうしても乗り越えられない課題にぶつかったら、回り道をしてみたり、環境を変えてみるという行動もひとつの課題解決へのポジティブアクションなのではないだろうかと思います。
だから一概に「弱さ」のせいにするのではなく、課題を解決しようと試みた「強さ」を受け止めて認めてほしい。それは「逃げ」ではない。と。
多くの求職者様をサポートしてきて、結果、より良い環境で人生を歩めている方を沢山みてきました。私もまだ会社に残り続けていたらどうなっていたかは容易に、そして恐ろしい想像がつきます。
昨年「逃げるは恥だが役に立つ」が大ブレークしましたが、転職は逃げではなく、時に人生を好転させることに役立ちます。
転職は「逃げでもなければ役に立つ」――――
このフレーズを頭の片隅に置いて頂き、この機会に今後について考えて頂くのはいかがでしょうか?
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ライター わに
17歳の時に側頭葉てんかんを発症、精神障害者手帳2級の障がい者。 酸いも甘いも経験してきた熟れ時アラサー女子。 「全力で働き全力で遊ぶ」がモットー。 誰彼構わず噛みつき周囲をヒヤつかせるため「わに」。 過激な記事を投稿しようとし編集長に止められるのが日課。
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