【漫画連載】海外へひとりで行ってみよう!
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ライター:ケンイチロー
皆様こんにちは!ケンイチローです!
2009年台湾旅を行き、海外旅の魅力に気づいた私は日が経つにつれまた行きたいという想いを募らせていました。そして、一念発起して今度はひとりでの海外旅に挑戦することにしたのです!
「これからもっと海外に行ってみたい。そのためにはひとりで海外に行けるようにならねば!」
ヨーロッパに行こう!と色々調べていると列車でEU諸国を列車で回れることを知ったケンイチローは、無謀にも初めての海外ひとり旅なのにヨーロッパ周遊を計画したのです。さらにゆっくりしないで大急ぎで回るというタイトなスケジュールの弾丸旅行。一念発起した勢いが行き過ぎました。
さて、難聴のケンイチローが情報をやり取りする時は視覚情報がとても大事です。これは難聴者、ろう者みんなに共通することです。ケンイチローはテレビを見る時は字幕機能をONにするし、映画館で邦画を見る時は日本語字幕付きの日に行きます。電話は視覚情報が一切なく大変なので滅多にしません。
EU諸国は列車で回ることができ、日本からもネットで列車のチケットを予約できます。Rail Europe Japanのサイトで事前にチケットを購入し、自宅に郵送してもらいました。文字などの視覚情報だけでチケットを入手できるのはケンイチローのような聞こえない人にとって大助かり。海外で、口話でちゃんと希望通りのチケットを取れるのか、筆談には応じてくれるのか不安だったのでネットさまさま。事前に購入することで、旅行中の観光する時間を増やすことができるのもメリットです。
初めての海外ひとり旅はやはり大変でしたが、それ以上の貴重な経験を得ることができました。この旅を終え帰国した時のケンイチローは「自分でも海外旅ができる!」という自信が強くなっていました。
次回からはこの旅のエピソードをご紹介していきます!乞うご期待!
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ライター ケンイチロー
1984年生まれ。仙台在住。3歳時に両耳難聴が判明してから日本語を習得した。障害者手帳6級の聴覚障がい者。聴力は両耳約70デシベル。口話と手話を使う。現在はイラストなどグラフィックや似顔絵の仕事をしている。外国に行くと「ケニチロ」と呼ばれてしまう。読書や旅が大好き。私の話が読者の役に立てれば嬉しい。
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