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これならできる!大人の発達障がいのための整理整頓テクニック

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これならできる!発達障がいのための整理整頓テクニック タイトル画像

ライター:Media116編集部

大人の発達障がいの方に多い悩みの一つに「整理整頓できない」があります。気づけば物が出しっぱなし、どんどん物が増えて捨てられない、かばんの中もぐちゃぐちゃ…など、心当たりはありませんか?そこで今回は、発達障がいの人でも迷わず整理整頓できる3つのポイントをご紹介します。

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【ポイント1】 複数の事を同時にしない
整理整頓をするにも、どこから手を付けていいのかわからない。そんな時は、「まずは机の上」「その次は本棚」など、作業を少しずつ区切りながら行うのがおすすめです。

【ポイント2】 物を捨てて持ち物を減らす
物が散らかるのは、捨てられない物がどんどん増えていることが原因ではないでしょうか。「いつか使うかもしれない」と残しておいた物は、ほとんど使うことはありません。思い切ってどんどん捨てましょう。いる・いらないではなくて、使う・使わないで選ぶのがコツです。

【ポイント3】 物の置き場所を決める
せっかく厳選して残った物たちを、ごちゃごちゃにせず整理整頓するには、使ったら戻す置き場所を決めるのがポイントです。この時、「出し入れが簡単」かつ「見える状態」で収納すると、整理整頓した状態がキープしやすくなります。

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<実践編1>ダンボール箱を使った片付け方

必要な物:ダンボール箱3個、A4の書類が入る程度の箱やカゴ数個

1) ダンボールなど、フタのない箱を2〜3個用意する
2) 片付けたい場所で「使う物」「使わない物」「使うかわからない物」を分類して箱に入れる
3) 「使う物」の箱の中にある物のうち、本は本棚へ、服はタンスやクローゼットへ、というように、片付ける場所が決まっている物を片付ける
4) 「使う物」の箱の中にある物のうち、どこに片付ければいいかわからない物は、新しく片付け場所を作る。小物類なら箱やカゴを置き場所にして、その中に入れる。
5) 「使わない物」の箱の中にある物を捨てる
6) 「使うかわからない物」の箱は、半年、3ヶ月など期限を決めて、その間一度も使わなければ「捨てる」と決めて一時保管する。


<実践編2> ハンガーを使ったクローゼットの片付け方

必要な物:ハンガー10〜20本くらい

1) 洗濯機の近くにハンガー置き場を作る
2) 服を洗濯したらハンガーに干し、乾いたらハンガーを外さないままクローゼットにかける
3) 服を着る時にハンガーから外し、ハンガー置き場に戻す
4) 1年以上着ていない服は捨てて、できるだけ減らす
5) シーズンオフの服はたたんで収納ケースやタンスの中に入れてもOK


<実践編3> こうすれば「スッキリ」して見える!テクニック

1) 大きさを揃える
本や雑誌、下着や靴下など、同じような大きさの物をまとめる。箱に入れたり、カゴに入れたり、フタをせず見える状態で収納するのがオススメ。

2) 角を揃える
よく使うノートや書類は、一つの角を揃えて机の上に置くだけでもスッキリ

3) 目的別に分ける
箱やケースを用意して、同じ目的で使うものをそこに入れる

例)
「おでかけセット」…財布、ティッシュ、ハンカチ、携帯電話、定期入れ、ペン、薬など
「リモコン置き場」…テレビ、ビデオ、エアコンなどのリモコン一式


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決して不衛生で汚れているのではなく、整理整頓さえできればスッキリ清潔な状態になれるのが、発達障害の人の散らかし方。1日の中でこの時間、1週間の中で何曜日など、片付けるタイミングを決めておくのもおすすめですよ。


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ライター Media116編集部

障がいのある方のためのライフスタイルメディアMedia116の編集部。障がいのある方の日常に関わるさまざまなジャンルの情報を分かりやすく発信していきます。

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