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聴こえなかった人が聴こえるイヤホン!?Vibone(ヴィボーン)って、なんぞや…
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ライター:キクチ
こんにちは、片耳社会人 キクチです。
今回はいつもと違って漫画ではなく、とある画期的なイヤホンを使ってみたレポート記事です。
難聴の方にとっては、もしかしたら人生が変わるかもしれないくらいすごいイヤホンなので
全力で紹介させていただきます!
聴こえなかった人が聴こえるイヤホンVibone
今回私が紹介するのはこちら。聴こえなかった人が聴こえるイヤホン、Viboneです。
※公式サイトより
なんとこのイヤホン、難聴でも音が聴こえるようになるイヤホンなのです。(ね?!人生変わるかもでしょ?!)
公式HPによると、このViboneというイヤホンは
“『聴こえなかった人、聴けなかった人』が『聴こえる、聴ける』をコンセプトに、気導によるイヤホンでは音が聴こえなかった人や、今まで音を聴けなかった人が、聴こえる人と同じようにいい音を聴くことができる、ユニバーサルデザインの骨伝導イヤホンです。”
とのこと…聴こえない人が聴こえるって…すごい。しかも…
“Viboneは聴くことができない人だけでなく、「聴こえなくならないように予防する目的で」一般の方々も使用できるような設計になっています。通常の音響機器とは違い、鼓膜に負担をかけないため難聴のリスクを軽減することができます。”
おぉ〜!つまり聴こえない人は聴こえるようになる(かも)、
そして聴こえる人にとっては、鼓膜に負担をかけないから難聴予防にもなるよ!
っていうみんなに嬉しいイヤホンなのですね。
早速使ってみよう…と、その前に私の耳について
Viboneを早速使いたいところですが、まずは使用者である私の耳・難聴のレベルについて説明させてください。
…とまぁ、聴力についてはこんな感じです。
Viboneは骨伝導のイヤホンなので、はたしてキクチでも聴こえるのか…?と半信半疑、というか割と疑ってますが、いざ試聴です!
さぁ早速使ってみましょう
お待たせしました、これがViboneです!
見た目は少し存在感のあるカナル型イヤホンって感じですね。ですが耳に差し込んでみると、普通のイヤホンと変わらない印象だと思います。ワイヤーがカラフルでおしゃれ〜!
また、耳に差し込むところは柔らかいシリコン製になっていて
サイズも3種類に展開されているので、自分の耳穴の大きさによって選ぶことができます。
※ちなみに今回使用させていただいたのは試作段階のものです。
Viboneを使って音楽を聞いてみた
まずはViboneを使って音楽を聞いてみます!
ちゃんと聴こえるかな?ドキドキします!
ちなみに今回聴く音楽は、普段聴いている音楽の方が差に気付きやすいのではないかと思って、
私が大好きなバンド「UNCHAIN」さんの曲をいくつか聴きました!
な、なんだ〜…!?
Viboneを使って映画を視聴してみた
次に、もっと左右の音がハッキリしているものでViboneを試してみたい…!と思って
映画をViboneで試聴してみることにしました。(臨場感があふれる映画であれば、音の遠近感とかも感じられるかなぁと。)
で、チョイスした映画は…「トランスフォーマー」。
映画の方は、音楽と違って思うように左右差が感じられず…アクションが激しすぎて四方八方から音が飛び交ってたのかしら?笑
音楽、映画をViboneで視聴してみて…
もともと、骨伝導はかすかに聴こえるレベルだったので、本当に聴こえるかどうか不安はあったのですが
そんな私でも聴こえる音があったのが驚きでしたし、感動でした…!
しかし、やはり生まれてからずっと左耳で音を処理していたせいか、Viboneを通して聞いた右からの音を「右耳で聞いている!」と感じることは難しかったのが正直な感想です。
また、いわゆるステレオ再生の「音の立体感」というのはあまり感じることができませんでした。もし、音楽を聴いたときの「パートが分かれて聴こえる」というのが音の立体感というのであれば、私はモノラル再生の方が好きだな〜!と思いました。(これは、私がずーっとモノラルで生きてきたからというのと単純に好みの問題だと思います笑)
効果がある・聴こえに満足という声も!
「じゃあVibone効果ない?」というハナシかというと相当個人差があるようで、同じ難聴の方でも劇的に聞こえる方もいらっしゃるようです。いろいろな方の意見を載せた方が参考になると思いますので、Vibone製作者チームに届いた感想も抜粋して共有しておきますね。
「私は生まれた時からの片耳難聴で、左からの音を聞いたことがありません。
片耳のみで日常生活で困ることはあまりありませんが、「リズム感」と「音の距離感」だけは普通の人よりも劣っていると感じています。
音楽を聴いていても、リズムよりも歌詞に集中してしまうといったことや、音がどこから来て、どれくらいの距離からきているかということが感じられず、目視が欠かせません。
そのようなことに生まれたときから慣れてしまっています。
左からの音を生まれて初めて聴いた時、脳が驚いて、思わず涙してしまいました。
耳で聞いているという感覚よりも、脳で聞いているという感覚に近く、特に音楽が聞ける、特に低音が綺麗に聞けるところに生活の幅が広がってくるのではないだろうかと感じました。
音楽がない、音の自由が効かない、空間性が感じられない生活は何か欠けているように思いますが、それ以外の通常世界を知らないことすらも、知らない自分がいます。
そんな意味で、「ああ、私が聞いていた世界はすごく小さかった」と思えて、もっと知りたいと思えたことこそが、骨伝導の発見なのではないだろうかと個人的に思います。」
まとめ
Viboneを使えば難聴でも必ず音がクリアに聴こえる!という訳ではないですが、それでも多くの難聴者が音を楽しめるようになる可能性を秘めている製品だと思いました。
現在進行形で改良中とのことで、今後がものすごく楽しみです!
気になった方はぜひ下記のURLから問い合わせてみてください。
▼Viboneの詳細とお問い合わせページ
ケンイチローさんの記事でもVibone Nezu体験レビューを紹介しています。詳しくはこちらもご覧ください。
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ライター キクチ
1993年生まれ。幼児期に「右耳が全く聞こえていない」と病院で診断され片耳難聴が発覚。 以降片耳の聴力が無いまま、日々ちょいちょい工夫しながら生きる。 現在はデザイン事務所で社会人として働く傍ら、片耳ライフを漫画でゆるく楽しく描いている。
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