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【引っ越し】バリアフリー物件探しの事情はどうなってる?元不動産会社のスタッフに聞いてみた!

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ライター:Media116編集部

こんにちは!Media116編集部です。春といえば別れと出会いの季節ですね。そろそろ新生活が始まる!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はお引越しを考えている方へ、少しでもお役に立てればと思いこちらの記事をご紹介します!

割高なバリアフリー物件

バリアフリー物件を探したことのある方であれば、どの地域も相場より少し割高な家賃になっていることに気が付かれるでしょう。
インフラ面が整っているからこそ、なのかもしれませんが、収入の3分の1の範囲で借りられる物件を探すのは人によっては少し困難になるかもしれません。
しかし、もし障害者年金を受け取っているのであれば、障害者年金は所得に換算されますので年収だけでは審査が通らないという場合でも審査が通る可能性が高まります。

不動産カウンターで相談しよう

物件探しサイトで「バリアフリー物件」と検索すると、一定の数の物件は出てくるようになりました。
例えば・・・

■不動産検索サイトの代表的なバリアフリー検索
SUUMO(バリアフリー検索)
ホームズ(バリアフリー特集)

以前に比べると、こうした検索もしやすくなり、バリアフリー物件も随分探しやすくなったと思います。
一方で、実際に写真などを見てみると部屋の中やベランダに段差があったり、通路が狭く車いすが通れないような幅であったり、ユニットバスが狭くお手洗いに行くのが大変そうであったり・・・

「バリアフリー物件」と一概に言っても、各物件で状況は様々です。そんな時はやはり不動産カウンターで直接相談するのが良いですよね。
相談
不動産会社の方は物件だけでなく周辺の状況までしっかりと確認してくれることが多いです。例えば「坂道がないほうがいい」「近くのバス停にノンステップバスがくるほうがいい」「横断歩道がなく歩道橋のみの場所は避けたい」などなど。条件によっては全てを満たすことはできないかもしれませんが、ご自身の要望をしっかりと固めた上でお伝えするのが良いですね。

また、一般の不動産会社では不安・・・という方にはこんな会社もあります。

視覚障がい・精神障がいのある方をサポートする会社

視覚障がいのある方のサポートに特化した「おとも不動産」
「おとも不動産」では、ガイドの方が同行してくれ、物件探しを一緒にしてくれるそうです。ガイドの方は駅からの道順、距離、近隣の環境、駅の乗換案内、お部屋の状況などの情報を説明してくれます。物件が決まった後も、新居のお買い物や駅からの歩行練習なども都合に合わせた時間でお願いでき、物件決定後の契約の代筆、代読もして頂けるというサービスの手厚さ!さらに、通常賃料の1ヶ月分かかる仲介手数料が「おとも不動産」なら無料です。視覚障がいのある方には非常に助けになる会社ですね。

女子

精神障がいのある方のサポートに特化した「東京こうでねいと」
東京こうでねいとでは不動産のオーナーに障がい者支援に理解を頂き、その物件を紹介しています。さらに日常生活を側面からサポートする「ライフサポーター」がついています。ライフサポーターは週に一回訪問にきて、一人暮らしの不安を解消してくれるそうです。

もしご興味を持たれましたら、詳しくは各会社に相談してみてくださいね。

障害者手帳を持っていることを申告しなければいけない?

不動産会社やオーナーに対して障害者手帳を持っていることの申告の義務はありません。
大前提として障がいがあることを理由に入居を断ることは法律上固く禁じられていますが、まだまだステレオタイプのある方は大勢います。

8年くらい前の話ですが、弊社の元不動産会社勤務の社員が経験した実際の話では、精神障がいがあり障害者手帳を持っていると申告したことによって、その方は20件~30件ほどの物件を断られたそうです。

物件を断られた理由として、

「ご近所トラブルの種になるんじゃないか」
「夜中に大声や奇声を発するんじゃないか」
「社会的ルールを守れないんじゃないか」…

といった「偏見と差別」があった、とのことでした。
特に精神障がいのある方に関しては、申告するか否かは一度よく考えてからのほうがベターかもしれません。

万一のために近くに助けになる人を

弊社の元不動産会社勤務の社員が言うには、障がいのある方が1人で物件を借りるという際に懸念されるのは体調面だそうです。オーナー側としては「急に体調が崩れて大変なことになるのではないか」「オーナー側で対処しかねる状況になったらどうしよう」という不安があります。その際に、万が一の時に助けに来てくれる「緊急連絡先」のような方が近くに住んでいると、物件を紹介する不動産会社側も、受け入れるオーナー側も安心して部屋を貸すことができるとのことです。
ご自身のためにも、近くに助けを求められる方が住んでいるというのは安心感がありますよね。

二人

これから新生活を迎える方がどうか良い物件に巡り合えますように!

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ライター Media116編集部

障がいのある方のためのライフスタイルメディアMedia116の編集部。障がいのある方の日常に関わるさまざまなジャンルの情報を分かりやすく発信していきます。

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