インド旅の1日紹介
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ライター:keita0206
こんにちは。上肢障がいのケイタです。今日は、皆さん気になっているであろう(そんなことない?)、普段の私の旅の1日をざっくり紹介していきたいと思います。どこで寝泊まりをし、普段どのくらいの距離自転車を漕いで、何を食べて、どのような道を走り、どのような人と出会っているのか、ざっくばらんに紹介していきたいと思います。
午前7時 起床
大体午前7時前後に起きる。旅しはじめの頃は、ビジネスホテルやラブホテルのようなものに泊まっていたが、慣れてきてからは、野宿や、ドライブインのようなところに泊まったりしている。
ラブホテル。ベッドがやけにでかい。インドのラブホテルは1人でも泊まれる。1泊1500円ほどだったか。
一般的なシングルルーム。1200円位だったか。
1000円以下の安い個室。しかし窓もなく、すごくむさくるしかった。
ホテルの部屋には、エアコン付きと、エアコンのついてないファンのみのタイプがある。エアコン付きの部屋は、大体エアコンなしの部屋の倍の値段がするので、たいていはファンのみの部屋に泊まることが多い。
午前9時 出発
朝ごはんを食べたり、荷物の整理をしたりしていると、どうしても時間がかかる。なので出発は大体いつも9時前後くらい。本当は朝早く出たほうが、涼しくて走りやすいが、いかんせん朝は弱いもので…。
普段はこのようなハイウェイロードを走る。日本と違い、周りに高いビル建物がほとんど建っていないのが特徴的。
ときにはこのようなオフロードに出くわすこともある。
ハイウェイを走る車のほとんどは、バイクか大型トラック。山はインド南部に行くにつれて、よく見かけるようになってくる。
午前10時過ぎ 小休憩
1時間ちょっと走ると、お尻が痛いのと、暑さでだるくなってくる(インド南部では、1年中最高気温が30度を超える)ので、15分ばかし茶屋で休憩を取ることにしている。
インドでは、このような駄菓子屋がよくハイウェイのロードの道沿いにある。駄菓子だけでなく、日用品などもよく売ってある。
駄菓子屋では、菓子パンやクッキーが1枚単位で売られている。1枚約8円
ちなみに、上の連なっている写真3枚を見て、めちゃくちゃ鋭い人は気づいたかもしれないが、ほとんどの茶屋に、PayPayのようなQR決済のコードがある。
↑これだ
大体どの田舎に行っても、どんなにぼろい茶屋に行っても、このQR決済コードは置いてある。その浸透率は日本以上かもしれない。ここにIT大国と言われる素質の片鱗を見る。
12時過ぎ 昼食
12時を過ぎると、また暑くて休憩したくなるのと、お腹も空いてくるので、適当な食堂に入る。店によっては、たまにメニューがない食堂もある。そういう場所は大体安いのだが、いかんせん種類も少なく、辛い料理ばかりと相場が決まっているので、最近は遠慮しがちだ笑。
インドのお店は、机に子供が乗っても怒られない位の緩さ笑。
インドのドライブインのような食堂。よく見ると、写真の奥に、ハンモックのようなベッドがあり、食後好きなように休憩ができる。所々に日本にはない緩さがインドにはある。
ある日のインドの昼食。インドの外食は、カレー料理か、中華料理か、ファーストフードの大体3つに分かれる。この日は汁付き中華麺を注文。コーンが固かったのを覚えている笑。
午後1時 再び走りだす
正直この時間からは、暑さがピークになってくるので、あまり走りたくないが、目指す目的地や早く、次の街に着きたいと言う気持ちもあるので、無理しない程度に走っている。
インドは基本平地で、湿地帯が多いので、雨が降った次の日はこのようにでかい水たまりができていることもしばしば。水はけはあまりよろしくない。道路に水たまりなんかできている日には、無理矢理水たまりを強行突破するしかない。そのためか、インドのバイクはオフロード仕様のものが多い。
インドを自転車で走っていると、珍しがられるからか、必ずと言っていいほど写真をせがまれる。写真をせがまれないしはないと言っていいくらいせがまれるほどだ。通行人や、バイクに乗っている人から、よく呼び止められる。
そしてインドでは、インスタが大変流行している。写真を撮った後、「インスタやってる?」と言うセリフも、ほぼ間違いなく聞かれる。
道路沿いには、よく砂埃が溜まっている。大きなトラックが横切ると、風圧で砂埃が舞い上がる。
午後4時過ぎには、夕焼けがよく見える。建物が少ないので、日本より夕日を見る頻度が多い。実際に見ると、赤道に近いからか、日本で見る夕日よりも大きく、明るく感じる。
午後5時 夕食、宿探し
暗くなってくるので、この時間になると目星をつけておいた宿へ向かうとする。しかしたまに、ホテルでも外国人お断りの場所があるので、そうなると別の宿を探さないといけなくなる。ホテル以外にも、泊まれる場所は何種類かある。
【安く泊まれる場所、その① ダバ】
いわゆるドライブイン。しかし、日本と違うのは、寝泊まりすることができ、なおかつ水浴びしたり、洗濯することができる水場が併設されていると言う点。水場があり、ハンモックのようなベッドがあれば、そこはダバで間違いないだろう。そこで食事をすれば、もちろん宿泊料を取られる事は無い。利用する主な客層は、長距離トラックドライバーだ。
飯も出て、水場やベッドもあるのは最高のように思うが、いかんせん蚊が多いのと、おっさんたちが夜中まで宴会していてうるさいので、最近はあまり利用していない笑。
ダバの水場。ここで洗濯をしたり、体を洗ったりすることができる。食堂で使われた食器もここで洗っているので、床がヌメヌメしていたりする。
ダバの中。蚊とうるさいのさえなければ、素晴らしい環境。雨で、どうしても泊まるホテルがない場合は、ここを使うのも手段の1つだろう。
ダバの外観。よく見ると、ちゃんとDHABAと書いてある。
ある日のダバでの食事の様子。テーブルとベッドの境目があまり定まっていないので、目の前で寝そべりだすおっちゃん。これを見ながらの食事はきつかった笑。
【安く泊まる場所、その② ドミトリー】
正直、ここが1番無難で1番快適だろう。ドミトリーなら、エアコン付きでも1泊500円程度で泊まれる。基本的に、シャワーや、Wi-Fiも完備されているので、快適なことこの上ない。
よく海外のドミトリーでは、ものを取られやすいと聞くが、今のところ私はそのような被害に遭っていない。この間私の隣のベッドにいた男性なんかは、iPadを充電したまま眠りこけていた。露店なんかでも、商品を外に出した状態で、店主が店を離れているのもちょくちょく目にする。
これはおそらく、インドが物質的に豊かになってきた証だろう。20年くらい昔は、ちょっとした日用品や靴なんかまで取られるレベルだったらしいが、現代のインド人は、大抵みんなスマホを持っているレベルだ。
インド人に直接このことを聞いてみても、最近は物質的に豊かになってきたから、よほどお金になるものじゃないと盗まないよと言っていた。
一般的なドミトリー。昔のインドのドミトリーと言えば、南京虫が出てもおかしくないレベルだったらしいが、今ではそのようなドミトリーは珍しくなってきているのかもしれない。
こちらのドミトリーは、あまりプライバシーがあるとは言えないが、それでもエアコン完備、Wi-Fi、充電ができると言う環境はやはり最高である。
【安く泊まる場所、その③ 野宿】
やっぱり旅人の本来あるべき姿と言えば、これだろうと私は思う。野宿をしたことない人には、ぜひいちどでいいので野宿をしてみて欲しい。
虫に食われるし、騒音でよく眠れないかもしれない。しかし、無事に朝を迎えられた日には、「おっ⁉︎俺もっとイケるかも!」と、きっと人生に新しい可能性を感じるはずだ。
朝日を望みながらの起床は、普段の日常と違ったものを感じるはずだ。
ときには、学校のグラウンドで寝ることも。
ある日の夕食。ナンのようなものと、豆カレー、そして炙りチキンだ。ナン以外はどれも辛かった笑。
午後10時過ぎ 服を洗濯、日記を書いて就寝
コインランドリーなどと言うおしゃれなものは滅多にないので、服はバケツに入れて洗剤で水洗いし、ホテルに泊まっている場合は、風呂場に干す、野宿なら、自転車に服をかけて干すようにしている。大抵、朝に全部乾いている事は滅多にないので、生乾きのまま走り出している笑。しかし日中は暑く、走っていれば乾くので、ノープロブレムだ。
まとめ
1日大体走るのは、4〜5時間程度か。
走る距離は、少ない時で、40キロ、多い時で、100キロ越えたりと、かなり幅がある。自転車旅は、やはり体調や天候に大きく左右されるため、どうしてもその時の状況によって、進む距離やスピードも大きく変動しがちなのだ。
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ライター keita0206
1992年福岡県生まれ。先天性四指欠損という、左手の指が生まれつき4本無い状態で生まれる。大学4年生の就活の最中、ママチャリ日本一周を思い立つ。大学卒業後は就職せずアルバイトで資金を貯め、2015年5月〜2016年9月までの約1年4ヶ月で、ママチャリでの日本一周を達成。その後クラウドファンディングにて旅の記録を書籍化。旅後は大阪で一人暮らしをするも、旅したい欲求が溢れ2022年7月〜12月にバイクで2度目の日本一周を達成。現在は自転車インド一周の旅に向けて準備中。
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