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年越しスリランカ旅byチョイノリ

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ライター:keita0206

こんにちは。上肢障がいのケイタです。インドビザの延長のため、年末年始は一時的にスリランカを旅しておりました。インドの隣にある小さな島国、スリランカで体験した文化、旅の様子などを今回お伝えしたいと思います。

年末、インドのムンバイからスリランカへ

12月19日ごろに、ムンバイへ到着した私は、ビザの延長のためスリランカへ2週間ほど旅に出ることを計画していた。インド大使館の人曰く、インドのビザ事情は、毎年コロコロ変わるようで、今年は「年が変わる前に国外に出て、年が変わって再入国すると、年が明けて経った日数を差し引いた分のビザの日数が復活する」とあらかじめ情報もらっていたのだ。

ちょっとややこしいが、まぁ年末にいちど国外へ出て、年が明けて戻ってくれば、ビザの日数が180日位復活するのだと理解はできたので、距離が近く、2週間位あればバイクなり、電車を使って一周できてしまいそうなスリランカを旅しようと決めたのだ。

スリランカは、距離が近いので、日本円で10,000円ちょっと位で行けるのかと思っていたが、意外と20,000円を越してしまった。(それでも安いのかもしれないが)

スリランカの空港
インドのムンバイからスリランカまでは、約25,000円ほどでたどり着けた。

スリランカのバイク旅

スリランカに何とか到着した後、スリランカを1周するためのアシを探すことにする。スリランカの距離は1周大体1700キロメートル位なので、1日100キロちょっと進めば、2週間ほどで旅を終えられそうだ。電車を選べば凄まじく安い。30kmほど電車に乗っても、100円にも満たない値段だったので、電車で周れば恐ろしく安く済むだろう。

しかしやはり、自分で自由気ままにルートを決めて、気になる場所があれば立ち止まってみる。そんな旅の方が絶対面白いだろうと思ったので、ガソリン代など多少の費用はかかるが、バイクでの旅を選ぶことにした。

スリランカには、外国人観光客でも一時的に免許証を発行してくれる、免許センターのようなところがあるので、そこに行けば車やバイクに乗れる免許証を得られる。しかし私はあいにく、そのために必要な日本の運転免許を今回の旅に持ってきていなかった。

これではバイクに乗って旅することができないと思っていたが、実は裏技があった。スリランカでは、50 CC以下の原付は、なんとバイクとみなされず、免許が必要ないのだ。そして手に入れたバイクがこれ。

バイクにまたがった男性

スズキのチョイノリ。2006年頃まで、日本で売られていた原付バイクだ。定価が60,000円以下と言う恐ろしいほどの安値で売られていた事で有名だ。そんなに距離のないスリランカ旅では、こいつがちょうどいいかもしれない。

choinoriというロゴが入っているバイク

約20年近くの時を経て、こんな場所まで流れてきたのかと思うと、感慨深いものを感じる。

スリランカの安いモノ、高いモノ

スリランカに滞在しながら過ごしていると、日本よりも高いもの、安いものがはっきりしてくる。インドでは、全体的に日本より物価は安いのだが、スリランカは日本より安いものもあれば、高いものも存在する。


高かったモノ
・タバコ 一箱約1500円
・車、バイクなど 日本の2倍近く


安かったモノ
・電車 30km100円以下
・リクシャ 1km20円程度
・SIMカード 1ヶ月30GBでも300円程度


これら以外は、日本とそこまで物価は変わらない。感覚的にインドより全体的には高いなと感じた。なお、私はタバコは吸わないが、スリランカでお世話になった人にタバコを買ってあげようと思い、レジに行ったら、日本円で1500円と言われて何度も聞き返したくらいである。

車は現地のスリランカ人に聞いたところ、どうやら輸入税や自動車税やらの税金で恐ろしく引き上げられるらしい。そのせいで政治家が儲かっているととても怒っていた。

スリランカの数年前の物価などが書いてある記事を見ても、物価がだいぶ変わっていたりするので、近年経済破綻した影響が大きいのだろう。

蚊取り線香
そう言えば蚊取り線香も安かった。こちらは10個入りで、約80円ほどだったか。

スリランカの最南端、最北端

スリランカを周って感じた事は、南のほうに行くと、リゾート地化しており、西洋や欧米圏からの外国人観光客がとても多い。日本人の観光客もちらほら見えた。そのため、ホテルも高く、レストランもおしゃれなものが多い。

気温もかなり高く、南のほうは毎日30度超えている。日差しが強いので、ずっと日に当たっていると、日焼けですぐに肌がヒリヒリしてくる。

スリランカ最南端の看板の前に立つ男性

ビーチ

海の見える坂の上にバイク

最南端の様子。ザ・リゾート地といったところか。


変わって北に行くと、だいぶ過疎化しており、30キロ近くバイクを走らせても何も出てこない道などをよく見かけた。代わりに、物価も安く、人柄も素朴な人たちが多いように感じた。

最北端の看板とその横に立つ男性

まっすぐ続く道

自然の中でバイクにのった男性

最北端と、北部の様子。観光客はほとんど見かけず、ある意味ありのままのスリランカの姿を見ることができる。


また、スリランカは全体的に雨が多く、インドよりも1日中雨が降っている日は多く感じた。

日本の文化も垣間見る

スリランカでは、意外と多くの日本のものを見ることができた。何故かわからないが、日本ペイントがすごく多い。目視しただけの感覚であるが、コンビニやスーパーのような感覚でよく日本ペイントを見かけた。それだけスリランカでは、建築産業が盛んと言うことなのだろうか。

また、日本の車やバイクがスリランカに流れてきているのもよく目にした。バイクでは、スーパーカブ、車では、日本語の表記がそのまま書いてある車などだ。

郵政カブは、日本では通常一般人が購入することはできないが、スリランカでは一般人が乗っている。日本で目一杯駆け回った後も、まだまだ現役の郵政カブを見て、日本のものづくりの技術はやはり目を見張るものがあるなと感じた。

NIPPON PAINTの看板
なんだかコンビニの看板のようだ。

エビス屋商店のロゴが入ったワゴンから手を振る現地男性
エビス屋さん、車はまだ健在ですよ!

現地男性が乗っている郵政カブ
異国の地でも、まだまだ元気に走り続ける郵政カブ

まとめ

インドから距離は近いし、雰囲気も似ているが、実際に旅してみると、インドとはいろいろな違いのあるスリランカ。2022年に経済破綻をして、物価がだいぶ変動してしまったようだが、それでもまだ全体的に見れば日本より物価は安い。特に南のリゾートビーチエリアは、外国人観光客にとても人気だったので、ハワイに行くよりは安上がりでいい感じの雰囲気を味わえるかもしれない。

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ライター keita0206

1992年福岡県生まれ。先天性四指欠損という、左手の指が生まれつき4本無い状態で生まれる。大学4年生の就活の最中、ママチャリ日本一周を思い立つ。大学卒業後は就職せずアルバイトで資金を貯め、2015年5月〜2016年9月までの約1年4ヶ月で、ママチャリでの日本一周を達成。その後クラウドファンディングにて旅の記録を書籍化。旅後は大阪で一人暮らしをするも、旅したい欲求が溢れ2022年7月〜12月にバイクで2度目の日本一周を達成。現在は自転車インド一周の旅に向けて準備中。

ブログ
公式HP
https://keita-kabu-world.hatenadiary.com/

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