4月20日、「駐車禁止除外指定車標章」の不正使用に対し、府警が初の一斉取り締まり!
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ライター:Media116編集部
みなさん、こんにちは。Media116編集部です。今朝のニュースで、府警が20日「駐車禁止除外指定車標章」の不正使用に対し、府内全域で初の一斉取締りを行ったとのニュースが流れました。
なんでも200人体制で取り締まりを実施した結果、72件が違法駐車として摘発され、交通反則切符(青切符)の交付等を行ったとのこと。府警はこれまでも標章の不正使用に対し、取り締まりを強化しており、昨年11月以降から梅田周辺で計5回実施された集中取り締まりでは、標章を置いていた車126台のうち、約4割が不正使用だったというから驚くばかり。(※下記写真はイメージです)
既にお持ちの方にとってはいまさらですが、「駐車禁止除外指定車標章」とは、歩行が困難な身体障がい者が、実際に使っている車に限定して、駐車禁止の場所やパーキングメーター・パーキングチケットのある場所に駐車しても駐車違反の取締りを受けなくてすむ制度。
「身体障害者等用除外標章の交付対象者」(警視庁)
つまり、標章を使って駐車が出来るのは「標章を交付された人が、その車を運転しているか、あるいは同乗している場合」に限られています。他の車に乗っている時は標票を使う事はできません。あらためてご注意下さい!
「知らなかった・・」
「ついついちょっとだけ買物に」
なんて方から、
「通勤に使ってた」
などの常態的に不正利用しているケース、昨年5月には、
「親族の標章をコピーして偽造して利用、府警に逮捕された」
なんて悪質なニュースも流れました。
摘発は不正利用を減らす効果が期待出来ますが、本来ならば「摘発されるから」ではなく、ちょっとだけ困る人の気持ちになって「不正利用をしない」というマナーを浸透させるのが一番大切。
車を利用している障がい者の方やそのご家族なら、外出先で「障害者等用駐車場」が不正に利用されており、駐車する場所がなくて非常に困った、なんて経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
標章の不正利用も同じこと、不正な駐車によって車庫や駐車場から車が出せない、火災時に消火活動に支障がおきるなど、他者に弊害を与えているのです。
心当たりのある方は、不正駐車によって「迷惑をこうむっている人がいる」こと、そして「標章を適正に使用している大多数の当事者およびその家族」のイメージを低下させていること、をくれぐれもお忘れなきよう。
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