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「バリアフリー住宅へのリフォームはオールフラット化でOK」・・・ちょっと待った!トイレ・お風呂・洗面所など、実は水周りの改善こそが重要ポイント!

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ライター:Media116編集部

「バリアフリー」「ユニバーサルデザイン」・・・ずいぶん一般的になってきた言葉。住宅でもバリアフリー設計の新築住宅や、リフォーム案件も増えてきていますが、車椅子の方に聞くと「ずいぶん便利になったけど、おしい!という所も・・・」と。
車椅子の生活が更に快適になるよう、皆さん様々な工夫をされている様子。今回は車椅子の方のお宅から、当事者ならではのバリアフリーの実例をご紹介します!


バリアフリー=オールフラット、はもはや当たり前の時代に

最近では「バリアフリー」や「ユニバーサルデザイン」という言葉も多く聞くようになり、以前よりも高齢者や障がい者に優しい住宅が増えてきています。

比較的新しいマンションなどをのぞいてみると、玄関からリビング、寝室、洗面所まで全てオールフラットな設計。そして廊下には手すりが備え付けてあるなんて事も決して珍しくはなくなりました。
障がいがある方にとって、特に車椅子での生活を送る方にとってオールフラットは住みやすく、快適な毎日が送れるようなったことは間違いありません。

しかし、車椅子の方に聞くと、実はまだ完璧とはいえる状況ではない様子。
今回は、車椅子の方で実際に自宅を快適な空間に変えている方にお話を伺うことが出来たので、具体的な工夫をご紹介します。

バリアフリーのポイントは水周りにあった

先ほどお話したように、バリアフリー設計の住宅も増えていますが、よくよく見てみるとトイレにお風呂、洗面台にキッチンなどの水周りの空間はどうでしょう?

先日、住宅購入を検討していることもあり、とあるモデルルームに足を運んだのですが、
東京近郊のマンションでは60平米台での3LDKも比較的主流だとか。狭い空間をいかに広く活用し、収納スペースを確保するかは重要ですが、結果、水周りが犠牲となり狭いトイレやお風呂、洗面台となってしまうということもありがちです。

もしそんな自宅に車椅子の方が住むと考えたら・・・車椅子またはシャワーチェア(=入浴用椅子)でそのまま入ることができるお風呂やトイレなどが完備されていないと、快適に過ごすどころか、日々の生活だけでも大変ですよね。

今回、部屋を見せてくれた車椅子の方は言います。

「バリアフリーは水周り!」

この方が、日々の生活をより快適にするために行っている、様々な工夫例をご紹介します。

■トイレ
車椅子やシャワーチェアでそのまま入ることができるよう、3枚扉となっています。
すごいのは、廊下側の3枚扉を全て開き、廊下につけたカーテンを閉じると、介助スペースも十分確保できる大きなトイレスペースに早変わりすること!トイレもタンクレスにし、よりスペースを確保する工夫がされています。




■お風呂
扉は折れ戸を選択しています。これはシャワーチェアが入った状態でも扉が完全に閉めるための工夫。また介護用リフターが設置されており、四方向に自由に動かすことができます。障がいのある方を吊り上げて、降ろしてを繰り返すことで洗い場スペースと浴槽がスムーズに移動できます。







■洗面台
車椅子やシャワーチェアに乗ったまま洗面台を使用することができるよう、洗面台の下の扉を外しています。また洗面台が真ん中ではなく、やや右よりになっているのもポイント。これは介助者が左側に立ちサポートできるようするための工夫です。
また、顔が洗いやすいように、洗面器を使いやすい高さに調整して置いています。高さの調整に使っているのはキッチン用品の水切り。これは水跳ねをしないようにするための工夫です。






~まだまだある生活の工夫例~

■玄関スロープ
高さ10cmに対して、スロープの長さを85cm確保しています。この長さを確保することで、自走でもぎりぎり昇ることができます。スロープの上に、じゅうたんマットがひかれていることで、車椅子の車輪を掃除する役目も果たしてくれます。




■ソファー
車椅子を降りることなく、そのまま体を横にすることができるソファーです。特段、障がい者向けの商品ではなく、適した高さ、長さ、幅を計ることで、市販のものを購入しています。
障がい者向けの商品は値段が高いケースもあるため、市販のものが使用できるのは嬉しいですよね。




■その他
車椅子のタイヤが壁や扉の角に当たって、汚れるのを防ぐ工夫です。
毎日気を配りながら生活するのは大変ですが、入居時にこのような工夫をすることであまり気にせず車椅子の方向転換ができるのは、便利ですね。




このようにご紹介してきた車椅子生活をする上での様々な工夫。
もちろん、費用がかかることなので全て設置することが難しい場合もあるかもしれません。
一方、助成金制度を利用することにより、一部の自己負担で各福祉用具や福祉機器をご自宅に設置することができることもあります。
車椅子の方にはもちろん、他の障がいの方もご自身の生活がより便利で快適になるよう、ぜひ参考にして頂きたいです!

「こうすればもっと快適になるかも・・」と、今一度ご自宅を確認し検討されてみると良いかもしれないですね。

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Media116編集部

ライター Media116編集部

障がいのある方のためのライフスタイルメディアMedia116の編集部。障がいのある方の日常に関わるさまざまなジャンルの情報を分かりやすく発信していきます。

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