【障害年金企画】第一弾!難解な「障害年金」について、やさしく、くわしく説明します。

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ライター:Media116編集部

こんにちは!Media116編集部です。皆様は障害年金についてよくご存じでしょうか?今回は障害年金についての連載記事第一弾!なにかとややこしい障害年金について、「ねんきん博士」と年金についてわからない少年「タロウくん」のやり取りの中でやさしく、くわしくご説明していきます。

「障害年金」って、一体全体どういうもの?

タロウくん「博士、『しょうがいねんきん(障害年金)』って知ってる?病気や障害を負った人が受けることができるって聞いたんだけど」

首をかしげる男の子

ねんきん博士「ああ知ってるよ。今日はタロウくんにもわかるように説明していこうと思うよ。年金と聞くとお年寄りを思い浮かべる方が居られるかもしれないね。障害年金は、老齢年金とは違って、障がいの状態になった方の生活を手助けするために支給される年金だよ。障がいが原因で働くことができなくなったり、働けたとしても長く働くことができずに十分な生活費が得られなくなったりする人がいるよね。障がいが生活に及ぼす影響を踏まえて国が補償する制度が障害年金なんだよ。どうかな?ちょっとわかりづらいかな。」

厚生労働省・日本年金機構「障害基礎年金」

タロウくん「うーん、僕にはむずかしかったな。障害年金はどれくらいの人達が受けているの?」

ねんきん博士「平成26年12月1日時点における国民年金及び厚生年金保険の障害年金を受給されている方は約194万人で、内訳は、精神障がいが31.0%、知的障がいが23.2%、車いすや視力聴力障がいを始めとする身体障がいが45.8%だよ。」

ねんきん博士

タロウくん「そうなんだ!思ったよりみんな活用していないんだね?」

ねんきん博士「そうかもしれないね。性別で見ると、女の人よりも男の人のほうが年金をもらっている人が多いんだ。障害年金は働いている人でももらうことができる場合もあるんだよ。

タロウくん「働いていてももらえるの?」

ねんきん博士「障害年金をもらっている人のうち27.6%が就業していて、男の人では33.9%、女の人では20.1%が就業しているんだ。年齢別にみると、年金をもらいながら仕事につく人の割合は30代や40代の方が多く、年齢が上がってくると仕事についている人の割合が下がってくるんだよ。」

働く障がい者

総務省統計局「年金制度基礎調査」

障がい内容や症状で変わってくる「障害年金」

ねんきん博士「障がいと言っても、病気の種類や個人によって差があるよね。例えば、同じ「統合失調症」という病気の診断を受けている人でも、病気になって今までどのくらい時間がたったのか、または、どのような治療を受けたのか、身近なところにサポートしてくれる人がいたかなど、色々なことが障がいの重さ、軽さに関係してくるよね。障がいの程度が軽くなるにつれて、年金をもらいながら働いている人の割合も高くなるのが特徴なんだ。

リハビリ

タロウくん「そうなんだ…障がい内容や症状の程度によって変わってくるんだね。」

ねんきん博士「また別の日に詳しく説明してあげるけど、障害年金は「障害基礎年金」「障害厚生年金」の2つに分けられて、それぞれ年金の金額にも差があるんだ。

タロウくん「え!?どういうこと?」

ねんきん博士「障がいの程度によって働くことができる人は、最初は年金をもらいながら働くことができれば一番いいよね。ただし、働くことができるということは、障がいが「治った」または「軽くなった」と判断されて年金がもらえなくなる場合もあるんだよ。

厚生労働省「年金制度のポイント」

タロウくん「病気や障害になるとみんな必ずもらえるの?」

ねんきん博士「タロウくんも病院にいったことあるよね。病気の時に使う健康保険はほとんどの人が使う制度で、タロウくんもお父さんが勤める会社で健康保険に加入していて、病院でお医者さんに診察してもらうときに使うんだよ。そういうふうに医療の面では社会全体で病気になった人を支える仕組みがあるよね。でも年金では必ずしも誰もが受けとることができるという状況にはなっていない面があるんだ。

タロウくん「例えばどんな時に?」

ねんきん博士「例えば老齢年金の場合、会社に勤めているとお給料から自動的に将来受け取る年金の掛け金がひかれるんだけれど、自分でお店を経営している人だと自分で払わなければいけない。経済的に苦しいときに払わない状態が続いていると65歳になっても老齢年金を受け取れないことがある。収入がなくて、掛け金を払えない人のためには「免除」っていう制度があるんだけど、意外と知られていないんだよ。「免除」の手続きをしないまま、払えなくてその結果、老齢年金を受け取れなくなるんだね。

タロウくん「え!!それはみんなに知っておいてほしいよね。じゃあ障害年金はどうなの?」

驚く男の子

ねんきん博士「障がいは年齢と違って突然訪れる。毎年1歳ずつ同じペースで訪れるわけではなく、突然障がいを負った場合は、それまで納められていた掛け金が足りなかったり、継続して払い続けられなかったりする状況も考えられるよね。障害年金にはこういう場合も考慮した、もらえるための要件があるんだけど、それはまた後日説明するよ。」

国民年金「免除・猶予制度」について

ねんきん博士「障害年金の場合では、掛け金を支払っていなかったという事例だけでなく、年金制度のわかりにくさがあるね。だからこそ、受給の資格があると思って申請しても支給されないことがあったり、支給される・されないという場合にも地域差があるということで世論が起こり、国の調査もあったんだよ。なぜ地域差があるのかについてもまた後日説明するね。」

厚生労働省「障害基礎年金の障害認定の地域差に関する調査結果」

タロウくん「そうなんだ…障害年金って簡単にもらえるものじゃないんだね」

ねんきん博士「障がいの種類によっても、支給を決定するプロセスで難しさがあるんだ。特に、身体障がいがある方などに比べると、精神の障がいがある方は外見ではわかりにくいよね。先ほども説明したように、同じ病名でも障がいの程度、生活への影響が違うんだ。また、時間が経つとその障がいの程度や生活への影響も変わってくるよね。年金を支給されるにふさわしい障がいの程度や生活への影響の度合いについて、ある程度統一された基準、共通の物差しが必要になってきたんだ。そこで、精神の障がいの程度を判定するガイドラインも示されたんだ。

日本年金機構『国民年金・厚生年金保険 精神の障害に係る等級判定ガイドライン』等
ねんきん博士「年金診断書(精神の障害用)の記載要領も出されたよ。」
障害年金診断書(精神の障害用)記載要領
「これから、こうした改善がいい効果を生むといいんだけどね。」

タロウくん「障害年金について少し分かった気がするよ。博士、ありがとう!でも博士、例えば明日ぼくが障がいを負って、すぐにでも年金がもらいたいって場合になったとき、まず何からやればいいのかや、誰に相談すればいいのかがまだ分かんないや」

ねんきん博士「そうだね。また詳しい話は次の機会のお楽しみに。」

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