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未経験から事務職へキャリアチェンジ!取得すべき資格や受けるべき試験とは?

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ライター:ヒラノオツボネ

こんにちは!元キャリアアドバイザーの「ヒラノオツボネ」です。これまで人材紹介会社にて健常者・障がい者両方のサポート経験があり、通算200名以上の方の就職決定に貢献してきました。未経験から事務職への転職を考えているみなさんからよく「どんな資格を取っておけばいいですか?」という質問を頂きます。事務職といっても営業事務、人事事務、経理事務など様々ですが、今日は未経験からでも転職・就職に役立つ資格や試験をお伝えしていきますね!

1.マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

いわゆる「MOS(モス)」と呼ばれる資格です。MOSはMicrosoft Office製品についてどれくらいの知識があり、どれほどの使用が可能かを証明するものとして、唯一マイクロソフトが認定する「国際資格」で2017年12月時点で400万以上の人が受験しています。(株式会社オデッセイ コミュニケーションズ社調べ)
MOS公式サイトはこちら

MOSは未経験から事務職を志望する方はマストで取得すべき資格です。例えば「Excelを使って日常的に分析をしていた」など、事務職から事務職への転職で、かつ前職や現職でPCを仕事で使用していた実務経験のある他の転職者と対等に張り合うためには欠かせないアピールなのです。実際、書類選考や面接だけではどれくらい実務で使えるPCスキルがあるのかがわかりません。MOSの資格はどれくらい実務でPCを使用できるのか、という「目安」になるのです。

MOS

MOSはWord、Excel、PowerPoint、Access、Outlookそれぞれについてバージョンごとに分かれています。特に事務職の実務として使用度の高いWordとExcelについては「スペシャリストレベル」と上級の「エキスパートレベル」の2種類の科目がありますが、これは例えば英検のように1級を取得すれば2級は取得しなくてもカバーできる、というものではなく、スペシャリストとエキスパートでは出題範囲がほぼ違っているのでエキスパートを取得すればスペシャリストは取得しなくてもいいよね!というものではありません。可能であれば両方取得することをお勧めします。両方を取得することでまんべんなく、総合的にスキルを習得しているという証明になるのです。

2.日商簿記検定

特に経理事務を志望する方、またそうでなく一般事務を志望する方にも取得をお勧めしたいのが日商簿記検定。全国的に知名度の高い資格であることもあり、経理や財務、一般事務職など幅広い職種への就職・転職の際に有利に働く資格でもあります。ポイントは全商簿記ではなく日商簿記であることが絶対です。 何級を取得すればアピールになるのか?目安は「日商簿記検定2級」です。
日商簿記公式サイトはこちら

2級の基準とは・・・
商企業および工企業における経理担当者および経理事務員として必要な高校程度の商業簿記および工業簿記(初歩的な原価計算を含む)に関する知識を有している。財務諸表を読む力がつき、企業の経営状況を把握できる。相手の経営状況もわかるので、株式会社の経営管理に役立つ。中小企業の簿記に相当する。

3級の基準とは・・・
個人企業における経理担当者または経理補助者として必要な商業簿記に関する知識を有している。経理関連書類の読み取りができ、取引先企業の経営状況を数字から理解できるようになる。営業、管理部門に必要な知識として評価する企業が増えている。簿記初学者が学習をはじめるのは多くの場合、この級からである。
(Wikipediaより)

つまり3級ではまだ学習し始めの段階であり、中小企業レベルの会社で役立たせるには2級相当が必要であるということですね。

経理

正直、障害者雇用の市場では簿記の資格を取得している方があまり多くないので、3級でも企業としてはきちんとみてくれます。しかし2級だと更に取得者が少ないことからより価値があり、企業側としても「仕事を任せてもいいんだな」と安心して仕事を任せてくれるし、そのおかげで仕事の幅も1級上がるだけで格段に広がります。
こちらもMOSと同じように、前職・現職にて経理に関する実務経験があれば特に必要ではありません。ただ、もし実務経験がない場合には良いPRになりますので取得をお勧めします。

3.TOEIC(トーイック)

国際コミュニケーション英語能力テスト(英語: Test of English for International Communication)、通称TOEIC(トーイック)と呼ばれるものです。2012年度には世界150ヶ国で実施され、約700万人が受験しており、日本では2013年度の「TOEICテスト」受験者数は約236万1000人となっています。(Wikipediaより)聞き取り(リスニング)100問と読解(リーディング)100問の計200問という構成です。
TOEIC公式サイトはこちら

同じ英語の資格といっても英検とは違い、TOEICは「資格」ではありません。合否があるわけではなくスコア判定なので、「実力測定試験」と言うのが正しいでしょう。しかし、あなどるなかれ。TOEICスコアに応じて採用が優先されることがあったり、入社後も昇進等の人事評価でもTOEICスコアが評価材料になることもあります。

OEIC

特に外資系に転職を希望している、または受けている求人が外資系であるが英語を使った実務経験がない、という方はTOEICを取得することを強くお勧めします。
一概にTOEICを取得しましょう、と言っても何点が目安になるのか?というと、前提として満点は990点ですが、
「英語に抵抗感がないと見受けられる」と思われるのは600~700点です。
「英語を使用して実務を遂行できそうだ」と期待されるのは800以上です。
逆に「英語苦手なのかな…」という印象を必要以上に与えてしまうためスコアが500点以下なら履歴書・職務経歴書などには書かない方がベターです。
TOEICの注意点としては、資格の有効期限が2年間しかないので、履歴書・職務経歴書などに記載する際には最新の状態を保つということも忘れないでくださいね。

まとめ

結論、資格や判定結果はあくまで人事にどれくらいご自身が実務で使用可能かを想像させるための「目安」です。英語でも経理でもPCスキルでも、中級レベル以上の実務経験があれば無理に資格を取得する必要はありません。しっかりとこれまでの実務経験を職務経歴書に記載すればそれだけで十分なPRです。ただ、未経験からのチャレンジや異業種からのキャリアチェンジの際に「丸腰ではちょっと・・・何か闘うための武器が欲しい!」と思われたらこういった資格などの勉強をされるといいかもしれませんね。資格取得がGOAL、ではなく入社後、学んだことを実務で使えることが最良のGOALですよね。

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ライター ヒラノオツボネ

これまで一貫して人材紹介会社にて健常者・障がい者の転職サポートに携わってきた人材一筋のオツボネ。ゼネラルパートナーズではキャリアアドバイザーとして身体障がいのある方のサポートを経験した後、精神障がいのある方のサポートに従事。現在はMedia116のライターとして仕事系記事を執筆中。

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公式HP
https://www.atgp.jp/

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