【妊婦VSヘルプマークをつけた障がい者】ゆずりあい合戦が勃発!!その時周囲は…
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ライター:わに
こんにちは、わにです。みなさんは「ヘルプマーク」使っていますか?先日体調が悪かったので初めてヘルプマークをつけて電車の優先席に座りました。すると、びっくりするようなことが!今日は漫画バージョンでお届けします!下手だけどごめんなさい!
先日、発作の前兆があったので帰り際に会社でヘルプマークをバッグにつけて(人生初!)退社しました。駅までの道中「あれ…?なんか視線が気になるんだけど…気のせい?」いえ、気のせいではありませんでした。すれ違う人の多くがヘルプマークをつけた私を上から下までじろじろと見るのです。(決して私が変態な格好をしていたとか、奇行を繰り返していたとかではありません。)
ここまでじろじろと見られるのは想定外。。。「あのマークなに?」という視線から「あの人どこが悪いの?」という視線まで。アラサーにもなると何を思ってるか目を見たら大体わかりますからねーー!!特に私は外見ではわからない障がいなので、皆不思議がったのでしょう。なんとも歩きづらかったです。。。
やっとこさ電車に乗ると、帰宅ラッシュでかなり混んでいました。優先席には、右から、挑発的に大開脚をしているおじさん、優しそうな女性、妊婦さんの順に席が埋まっていました。
私がおじさんの前に立つと、隣にいた優しそうな女性がヘルプマークに気づいて席を譲ってくれました。その横で知らぬ存ぜぬをキメこむ大開脚おじさん。前前前世はイ〇リン・オブ・ジョイトイですか?(古)
しかし、次の駅で・・・!
「ドアシャリマス!」ふと前を向くと、おじさんの前に大きなおなかの妊婦さんが!
しかしイ〇リンおじさんは微動だにしない。
どうして目の前に妊婦さんが立っていて席を譲ろうとしない?そりゃお疲れでしょうよ。社畜のように働いて帰りの電車くらい座りたいでしょうよ。わかりますとも。しかし!しかしだな!人としてのマナーや思いやりまで会社に置いてきちゃだめだろ!!
向かいの優先席の人達は「我関せず」を貫き通していたので見かねて私が席を立ち、妊婦さんに声をかけました。
「ここどうぞ!!」
妊婦さんは一瞬「あ!あ(りがとうございます)」と言いかけたのですが、私のヘルプマークに気付いた瞬間
「いえいえ!大丈夫です!(汗)」
と断ったのです。妊婦を気遣うヘルプマークをつけた障がい者、ヘルプマークをつけた障がい者を気遣う妊婦。そこからはもうゆずり合い合戦でした。
「私まだ平気なので!!」
と、私が。本当は平気なんかじゃありません。発作の前兆がずっとおこっていていつ発作になるかわからない一触即発状態でした。でも左も妊婦さん、右にはイ〇リン、譲れるのは私しかいない…と思い…。
しかし、結局妊婦さんは最後まで遠慮されて座ってもらうことができませんでした。
妊婦さんと障がい者のゆずり合い合戦はおいておいて、私が1番に思ったことは
「妊婦さんが目の前に立っているのになんだこのおじさんは!!!」
ってこと。たまにいますよね、妊婦さんやお年寄りが立っていても意地でも譲らない!と寝たふりをきめこむ人達。椅子取りゲームのように走って席を確保するおじさん。(おじさんばっかり標的にしてすみません)
恥ずかしくないんですか?
「相手の立場に立つ」社会人なら耳タコになるほど会社ですりこまれてるんじゃないですか?
・・・・・・・・・・なのになぜできない!!!!
世の知らぬ存ぜぬさん!見てみぬフリのニッポン人!ちょっとした心遣いが周囲も、自分をも幸せな気持ちにすることをもう一度思い出して!と思ったわにでした。
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ライター わに
17歳の時に側頭葉てんかんを発症、精神障害者手帳2級の障がい者。 酸いも甘いも経験してきた熟れ時アラサー女子。 「全力で働き全力で遊ぶ」がモットー。 誰彼構わず噛みつき周囲をヒヤつかせるため「わに」。 過激な記事を投稿しようとし編集長に止められるのが日課。
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