体調を安定させたい!「療養するために大事なこと」3つ!
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ライター:oyumi
こんにちは、oyumiです!
私が19歳の時に双極性障害を患ってから、「療養」というのが欠かせない人生になりました。
療養とはいえ、骨折のような目に見えるものではないので自分自身でもどれくらい酷くてどれくらい回復してきているかがなかなか把握できません。
実際、上京して以来初めて実家に戻らなくてはいけなくなった時、自分が重症である自覚がありませんでした。とりあえず落ち着いてきたからもう大丈夫だろう、という程度です。
何度も東京と実家で住まいを繰り返していく中で、私はようやく自分が休まないといけないことに気付かされました。
今回は私の経験から、「療養するために大事なこと」を3つ紹介します。
「療養」といっても、一体どんなことをすればいい??
1:できるだけ何もしない
親が協力的であった私は、親に頼りきることで回復もだいぶ早かったのではないかと思います。
なかには頼る人が誰もいない、という人もいるでしょう。その場合は、相談ができるところへ行くのがいいかもしれません。
保健所や保健センターなどへ直接足を運ぶのすら難しい場合は、厚生労働省が運営する『こころの耳』メール相談という手段もあります。
わからないことや不安なことがあったら人に聞いて頼るのも大事です。頼れる人や場所があるなら、存分に頼りましょう。
2:できなくても自分を責めない
私の場合、
読書をする・朝10時までに起きる・散歩をする
を目標に1日を過ごすのですが、ろくに達成できませんでした。
「今日は10時に起きるって決めたのに昼過ぎに起きた…ダメ人間だ…」という風に落ち込むことが多かったと記憶してますが、これは誰にでも共通するあるあるだと思います。
心も体も弱り切っていると、そういうよくある失敗でも人一倍以上に落ち込んだり、ひどいと自分を責めてしまうものではないでしょうか。
とにかく「気にしない」ということを大事にしよう、と言い換えてもいいかもしれません。
自分のケアは自分自身が一番心がけないと、病状はなかなか良くならないと実感しています。
もしやろうと思ってたことができなくても、「今は病状が悪いんだから仕方ない」と自分を励ましてあげるのが結構大事だとなと思っています。
3:TVを観よう
個人的にはバラエティ番組を観るのはかなり良かったんじゃないかと感じています。
特にお笑い番組、お笑い芸人のコントを観るのが、療養当時の私にとって一番の憩いで楽しみでした。
そこそこ回復していたからかもしれませんが、「笑うのってこんなに楽しくて気持ちいいんだ」と感動して、日中ずっとYouTubeで検索して観つづけていました。
TVを観る→お笑い面白い→この芸人さんのラジオも聞いてみよう→ライブにも行ってみよう
という風に気が付いたらライブのために遠出をしたりもしました。
もちろん人によってハマる・ハマらないものはあるでしょうが、TVをただ流しておくだけでもたまたま目に入った映像に「美味しそう」「楽しそう」「きれいだなあ」なんてコメントが頭に浮かべられたら十分刺激になりますよ。
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ライター oyumi
(名前 oyumi)1993年3月26日生まれ。高校1年生の時にうつ病になり、一時治ったもののその3年後に躁転し、双極性障害を発病。今はこうして時たま漫画やライターのお仕事を頂いてやらしてもらっています。
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- 【連載第最終話】「あの東京への異常な執着は、全て病のせいだったのかもしれない」と気付いた瞬間~oyumi19歳の自立奮闘記!~
- 【第一弾】「もうスーツを諦めなくていい」車椅子でもカッコ良く着れるオーダースーツ!
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