パニック発作、放置してたらどんどん悪化しトンデモナイことに・・・
この記事を共有
ライター:oyumi
こんにちは、oyumiです!
さて、前回は「もしも出先で体調が悪くなってしまった場合、どこで休むか?」について描きました。
実際、私自身出先でよく体調が悪くなります。しかも、それを悪いままにしていると最悪発作へと悪化していきます。
そういうこともあって、何かと休むことを常に心がけているのですが…
そもそも発作って何?という人もいるかと思います。発作とはつまり、パニック障害による症状です。
ということで、今回はパニック障害について語ってゆきます。
私が最初に医師からパニック発作だと告げられたのは、今から2年前ほど。
私が東京の一人暮らしから実家暮らしに変わったぐらいの時のことです。
その頃に悩まされた症状といえば、東京へ行くと何故か原因不明の吐き気・震え・動悸に襲われ動けなくて座り込んでしまうといったものでした。
さらに大変なのは、パニック障害による嘔吐恐怖症も私はあるため、どんなに吐きそうになっても吐けない!吐くのが怖いから息が乱れすぎて身体が硬直する!というもうどうしようもない始末。
応急処置として、安定剤と吐き気止めでその場をしのいでいました。
原因不明とは書きましたが、今思えば、4年間東京で一人暮らしをしてきた中で経験してきたいろんな思い出を思い出すのがつらかったのが原因だったのかなと感じます。
実際、なるべく近寄りたくない場所はいくつかあります。例えば自分が躁鬱を発症するきっかけとなった職場の近くだとか、必死に家賃払いながら暮らしていたあの土地だとか
そこから数年が経ち、今に至るのですが、正直悪化している…と思います。
こちらのサイトによりますと、パニック障害という病気は4つの段階があるようなのです。
まず1つ目の「パニック発作」は、上の方に書いてある通り、私は経験済みです。
2つ目の「予期不安」ですが、パニック発作を経験したことによって私は安定剤と吐き気どめが手放せなくなりました。これが発作が起きるかもしれないことへの不安からくるものです。
そして3つ目、「広場恐怖」です。。おそらく、多くの人はこの文字を見て「広い場所が怖い症状」かな?と考えてしまうかと思います。(私もそうでした。)
これ、なんと全然違う意味なんです。
逃げるに逃げられない(または逃げたら恥をかく)ような場所や状況、またはパニック発作やパニック様症状が予期しないで、または状況に誘発されて起きた時に、助けが得られない場所や状況にいることについての不安
引用元はこちらをご覧ください。
例えば……私の場合、バスや電車の中だったり、映画館や舞台ホール。旅行先なんかも当てはまります。
「逃げられないかもしれない・助けが得られない場所や状況への不安」が、イコール広場恐怖なのです。
今の私は、この不安がパニック発作を呼び起こします。
そんなもんですから、今はもう「多分やばいな」と思ったら深呼吸するなりとにかく不安を感じないようにしています。それでも無理そうな時は安定剤と吐き気どめを飲みます。
(多分、きちんと治療をしないといけないんだろうなぁ…とほほ)
みなさんの中にも、もしかしたら「たまに辛くなるけどなんなんだろう?原因もわからない!」ということがあるかもしれません。
「広場恐怖は無いけど発作らしき症状はあるかも…」という人もいるかもしれません。
このままほったらかしてゆくと、どんどん悪化して私みたいにしんどい思いをする羽目になるかもしれません。(私は高速バスも飛行機も怖くて乗れないです!エレベーターも場合によっては危ういです…涙)
私はこれからきちんと治療をしていかねば!と決意を最近固めたところです。
というのも、先日海外旅行してみたい…あるいは北海道か福岡にでも行きたいなぁと考えていた時にふと思ったのです。
「待てよ、飛行機に乗るの無理じゃないのか?」
多分、間違いなく無理です。
なんせ高速バスすら避けているのが現状。映画館ですらちょっと冷や汗出そうになるくらいです。このままでは日常生活に支障が出る!と危機感を覚えたので、治療をしないとやばそうだぞ…と気付いたのです。
ぜひ、心当たりのある皆さんも、お医者様に相談してみてください!
この記事を共有
ライター oyumi
(名前 oyumi)1993年3月26日生まれ。高校1年生の時にうつ病になり、一時治ったもののその3年後に躁転し、双極性障害を発病。今はこうして時たま漫画やライターのお仕事を頂いてやらしてもらっています。
- ブログ
- 公式HP
- http://vaginally.hateblo.jp/
- 車いすモデルが提案する「オシャレと車いすのトータルコーディネート」最新電動アシスト車いすで実現するアクティブライフ
- 【超福祉展】聴覚障がい者が身につける「カッコイイ」の形。最先端デジタル補聴器「オーティコン(Oticon)」の驚くべき性能とは?
おすすめ記事
-
2024年11月26日
学生起業家による障がい者アートを発信 ~株式会社SigPArt 古川友稀さん~
-
2024年11月12日
障がいママの子育て
-
2024年10月11日
年越しスリランカ旅byチョイノリ
-
2024年8月30日
一つじゃない 第22回
-
2024年8月9日
年越しスリランカ旅byチョイノリ
-
2024年7月24日
一つじゃない 第21回
-
2024年7月19日
脳性まひのある私が、重度訪問介護の利用で一人暮らしをして、はじめてコンビニに行った話
-
2024年7月4日
一つじゃない 第20回
-
2024年6月25日
インドの食文化と日常生活
-
2024年6月4日
山梨県から届いた嬉しいニュース!「難病者の働く」が世の働き方を変える
-
2024年5月10日
インド旅の1日紹介
-
2024年3月22日
「見えない障害」を伝えるために、当事者の声を冊子にする言語聴覚士・多田紀子さん
-
2024年2月16日
趣味も美容も仕事も「やりたいことを犠牲にしない」。当事者に聞いたセルフ透析のメリットとは
-
2024年2月9日
フィンランド大使館主催の映画『ブラインドマン』上映記念レセプションに参加しました