手話で会話できなくて悔しい
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ライター:ケンイチロー
皆様こんにちは!ケンイチローです!
今回はカンボジアで偶然現地のろう者と出会った話です。山中にある遺跡クバールスピアンに行った帰り道のことです。現地のろう者たちが、盲の人たちと一緒に歩いていました。
その一団は遺跡に行く途中のようで、私とすれ違う形でした。手話で話している様子が見えたのでろう者だと分かりました。
それで私も聞こえない人だとアピールして挨拶したら、向こうは手話で話しかけてくれたのですがさっぱり分からない。向こうも私が手話が通じないようだと感じていたみたいです。結局、交流したい気持ちはあるものの、自己紹介すらろくにできず残念な感じでバイバイして別れました。だいぶ後になってASL(アメリカ手話言語)の「name」の単語を思い出して何故あの時に思い出せなかったのかと悔しかったです。
旅好きな難聴やろうの方、手話を学んでいる方へ。旅をすると割と現地の聞こえない人と出会うことがあります。海外のろう者はASLも知っていることが多い、というか、自国の手話言語がASLの表現と似ている国が結構多いのでASLを学んでおくと楽しい交流できる機会が増えることと間違いございません。なみにカンボジアの手話言語はCombodia Sign LanguageまたはKhmer Sign Language(クメール サイン ランゲージ)と言います。
東京ならいざしらず、仙台だとASLや外国手話言語を学べる機会があまりないのが私の悩みどころですが、YouTubeなどネットを駆使して少しずつ学んでいきたいなと思います。最近はネットで色んな国の手話の単語を見ています。色んな表現があって楽しいです。
次回は、ここへ行けばカンボジアのろう者に会える?!乞うご期待。
※ASLについて
ASL(American Sign Language)はアメリカ手話言語のことです。
ちなみに、デフリンピックなどのろう者の公的な国際交流の場で使われる国際手話(英語で“International Sign”)というのもあります。
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ライター ケンイチロー
1984年生まれ。仙台在住。3歳時に両耳難聴が判明してから日本語を習得した。障害者手帳6級の聴覚障がい者。聴力は両耳約70デシベル。口話と手話を使う。現在はイラストなどグラフィックや似顔絵の仕事をしている。外国に行くと「ケニチロ」と呼ばれてしまう。読書や旅が大好き。私の話が読者の役に立てれば嬉しい。
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