車椅子ユーザーの夏のレジャーを応援♪ バリアフリーで楽しめるアクティビティ&海のイベント情報
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ライター:Media116編集部
こんにちは!Media116編集部です。毎日暑い日が続き、夏本番。海で思いっきりはしゃいで楽しめたら…と考えている車椅子ユーザーも多いことでしょう。そこで、今回はMedia116編集部が車椅子ユーザーウエルカム!なバリアフリーで楽しめる海のアクティビティとイベントなどの情報をお届けします。
障がい者が安心してマリンスポーツを楽しめる専門施設 鹿児島県奄美大島 ゼログラヴィティ
今から25年以上前、創業者が八丈島で潜っていた時に、水中でまるで宙に浮いているような感覚になり、車椅子ユーザーの方たちもこんな素晴らしい体験をしてほしいと考え生まれた施設。ホテル、プール、船とすべてがバリアフリーで、専門知識を持ったインストラクターが指導をしてくれるので、初めてダイビングをする人でも安心。全国から障がいのある人が奄美大島の美しい海でのレジャーを目的に訪れ、リピーターも多数。
奄美空港から施設までは車で1時間半以上かかるが、空港までサポートスタッフが迎えに来てくれるので安心。車いす対応車なので乗り降りも楽々。ダイビングだけでなく、スノーケリング、シーカヤック・バギーカヤック、クルージングなども体験可能。気兼ねすることなく、目いっぱいアクティビティを楽しもう!
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イルカと一緒に泳いでみよう!障がい者向けのプログラムあり 静岡県伊東市 ドルフィンファンタジー
イケスでイルカを飼育し、実際に触ったり一緒に泳いだりして触れ合える体験型施設。誰にでもイルカとの時間を楽しんでほしいと、発達障がいや肢体不自由など特別なお手伝いが必要な人とそのご家族を対象とした「ドルフィンヒーリングコース」が用意されている。
内容は、次の2コースから選択。
・ドルフィンコース…イルカと触れ合った後にイケスでイルカと一緒に泳ぐコース。スイムの後は漁船に乗って遊覧体験!
・触れ合いコース…イルカに触ったり、ご飯をあげたり、合図を出して遊ぶ。イルカの説明を聞いた後に、飼育しているイケスへとイルカに合図して移動。
保護者の要望や本人の健康状態に合わせてスタッフがプログラムを進めていくので安心。
また、併設の「伊東ダイビングサービス」でも、障がいのある人や高齢者がダイビングを楽しめるバリアフリーのコースがあるので、チェックしてみて。
車椅子専用トイレのほか、更衣室内には長イスを設置し、座ったまま着替えたりシャワーを浴びたりすることができるようになっており、(更衣室の出入り口には段差があるが、スタッフがサポートしてくれる)設備面も安心。
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ドルフィンファンタジー
伊東ダイビングサービス
水陸両用の車椅子も貸し出し可!海水浴以外の観光もサポート 三重県鳥羽市 伊勢志摩バリアフリーツアーセンター
『「行けるところ」よりも「行きたいところ」へ!』を合言葉に、障がいの度合いや希望に沿った伊勢志摩エリアの宿泊施設や観光施設、旅行のアドバイスをしてくれるNPO法人。車椅子ユーザーが海水浴をしたいと希望した場合、おすすめしているのは鳥羽市営安楽島海水浴場とのこと。介護ベッド(ユニバーサルシート)を備えた車椅子専用トイレがあり、浜へはスロープで移動可能。同センターでは、砂浜や水辺で利用できる“海の車いす”と呼ばれる介助式の「ランディーズ」、自走もできる「ヒッポキャンプ」の2種類を無料貸出ししている。
また、過去には身体の不自由な人が海のレジャーを楽しめるよう、スタッフやボランティアがサポートしてカヤックに乗ったり、牡蠣むき体験をしたりする「海のバリアフリーイベント」を開催した実績も。経験と知識の豊富なスタッフが常駐しているので、伊勢志摩エリアを観光する際は、ぜひ相談してみて。
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ビーチマットを導入し、海岸をバリアフリーに! 兵庫県神戸市 須磨ユニバーサルビーチプロジェクト
車椅子ユーザー、ライフセーバー、海の家のオーナー、看護師、行政職員など、様々な立場の方が有志で集まり、チームとして活動するプロジェクト。車椅子ユーザーやお年寄り、小さな子どもを持つパパやママたちにも海を楽しんでほしいと、神戸市の須磨海水浴場の砂浜に「ビーチマット」を導入すべく、クラウドファンディングを行い、それを実現させた。その後、さらに寄付を募り、水陸両用車イスであるヒッポキャンプも導入。車椅子のまま海に入ることができるようになった。
7月、8月は毎週土日と祝日に須磨海水浴場でユニバーサルビーチイベントを開催しているほか、須磨以外の海水浴場に出張してイベントを開催。また、車イス×山登りなど海水浴以外の活動も行っている。
スケジュールなどは、WEBサイトでチェック!
海岸にベニヤ板を敷き、バリアフリーエリアを設置! 神奈川県鎌倉市 鎌倉バリアフリービーチ実行委員会
障がいを理由に海水浴を諦めていた方たちに1日だけでも海岸、そして海水浴を楽しんでもらいたいという思いで市民有志が集まり、3年前から神奈川県鎌倉市の材木座海岸の砂浜、海岸にあるバリアフリートイレの周りなどにベニヤ板80枚を敷き、さらに海の家もバリアフリー化。ボランティアも導入して年に1回バリアフリーイベントを開催している。昨年は2歳~84歳まで約50人が参加。参加者をサポートするボランティアは160人を超えた。
今年は初の試みとして、8月5日(日)に東京都江戸川区の葛西臨海公園でもバリアフリーイベントを開催した。随時ボランティアスタッフを募集中。医療や福祉の知識がない人でも大丈夫とのこと。興味のある人はFacebookページからお問い合わせを。
ぜひ、夏休みや週末のおでかけの参考に!Have a nice weekend!
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ライター Media116編集部
障がいのある方のためのライフスタイルメディアMedia116の編集部。障がいのある方の日常に関わるさまざまなジャンルの情報を分かりやすく発信していきます。
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