「何のために働くのか?」障がい者の働く目的ランキング!
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ライター:Media116編集部
日頃あまり意識することはないけれど、働く目的というものは、きっと誰にでもあるはず。そこで今回は障がい者にとっての働く目的をランキング形式でご紹介。世代別や男女別、障がい別ではどのような違いがあるのだろうか?
1位 収入を得るため
障がい者総合研究所「働く目的に関するアンケート調査」の結果によると、働く目的を「収入を得るため」と回答した人は66%で過半数を超える結果に。
内閣府が実施した2014年度「国民生活に関する世論調査」でも、働く目的の1位は「お金を得るため」だったことから、障がいの有無を問わず、収入を得るために働くという目的を持っている人は多い。
ここで印象的なのが、20代では90%が「収入を得るため」と回答していること。社会貢献や自分自身を高めるという意識が、他の年代に比べて低い傾向が見られる。
男女別では男性が60%なのに対し、女性は83%。女性は家計を支えるために働くという意識が、男性よりも強いことがうかがえる。
障がい者別で見ると、精神障がい者58%で身体障がい者が68%。収入のために働いているという割合は、精神障がい者よりも身体障がい者の方が高い。
2位 仕事を通じて社会に貢献するため
「仕事を通じて社会に貢献するため」と回答した人は全体の15%。
世代別の特徴として、この回答は20代にはほとんど見られず、40代および50代以上では「収入を得るため」に次いで2番目に多くなっている。
男女別では男性が19%なのに対し女性は7%にとどまることから、社会貢献という目的は男性に顕著な傾向と言える。
そしてもう一点、障がい別に見てみると、身体障がい者手帳保持者が13%なのに対し、精神保険福祉手帳保持者は22%に上る。精神障がい者の方が、仕事を社会との関わりを持つための手段と考えているようだ。
3位 自分の能力や人間性を高めるため
働く目的として「自分の能力や人間性を高めるため」と回答した人の割合は全体の13%。
ここで特徴的なのは、世代別で見ると30代の約3割がこれを働く目的としている点。30代は収入目的よりも、自分自身の成長や活躍の場を求めて働く意識が強いと言えそうだ。
4位 人間関係を豊かにするため
わずかだが、全体の2%が「人間関係を豊かにするため」と回答。
世代別では30代と50代以上の人たちに見られ、20代・40代ではほとんどいないという結果となっている。
働く目的は人それぞれ。食べていくためにはお金が必要でも、それだけではモチベーションがなかなか続かない。世代別、男女別、障がい別の調査結果から、あなたは何を感じただろうか?
▼本記事に関連する「障がい者総合研究所のアンケート結果」を見る
「働く目的に関するアンケート調査」
www.gp-sri.jp/report/detail001.html
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