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障がいに必要な配慮、会社にきちんと伝えられてますか?

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会社に障がいの配慮が伝えられていない人のイメージ

ライター:Media116編集部

弊社は障がい者雇用に関するさまざまなサポートを行っていますので、障がいのある方から会社に対する不満を直接お聞きする機会も多いのですが、その中でもよく聞く不満の一つが、

「障がいに対して、会社側の配慮がない」

という不満。障がいに対する配慮は、障がいのある方が会社で長く勤めていく上で重要な要素だと思います。

障がい者総合研究所が「現職または前職での、障がいへの理解や配慮についての満足度」に関してアンケートを行った結果、54%の方が「あまり満足していない」「全く満足していない」という結果に。半数以上の方が不満と回答しています。

「現職または前職での、障がいへの理解や配慮についての満足度」に関してのアンケート結果

こうした不満を持たれている方の中には、

「入社前に採用担当にきちんと伝えたのに、入社後にその配慮がなかった。」

「現場のスタッフには伝わってなかった。」

「最初は良かったけど、だんだん障がいに対して配慮がなくなっていった。」

という声も聞きます。こういった不満については、企業側の改善が必要な場合も多いと思います。

一方で、「入社前にきちんと障がいの事、必要な配慮を伝えられなかった」という方も少なくないようです。

障がい者総合研究所が実施した「現職または前職では、入社前までに障がいや必要な配慮について、企業へ伝えられましたか?」というアンケートの結果では、障がい者全体では74%の方が「十分伝えられた」「まあまあ伝えられた」と回答していますが、精神障がいの方に限定すると62%まで数値が落ちます。精神障がいの方は、約4割の方が入社前の段階で「自身の障がいや配慮について十分に伝えられていない」ことになります。

「現職または前職では、入社前までに障がいや必要な配慮について、企業へ伝えられましたか?」というアンケート結果

「面接時に聞かれなかったけど、あまり時間もなかったし、採用担当者は採用のプロだから概ね理解できているだろう」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
企業の採用担当者は、障がいに対して詳しい方もいますが、もちろん詳しくない方、勉強中の方もいます。

ましてや障がいの症状や必要な配慮は、一人ひとり異なります。ご自身が「どんな障がいで、どんな配慮が必要か」を、事前にきちんと時間をかけて整理をして、きちんと言葉で伝える準備をしておくことで、よりご自身の障がいを理解し、配慮してくれる会社に出会える可能性もあがると思います。

「それは分かるけど、自分で整理して言葉で伝えるのが難しい。。。」

そんな方は就職・転職のプロにサポートしてもらうのも選択肢の一つです。今は障がい者専門の人材紹介会社も複数あります。就職・転職活動をトータルでサポートしてくれますので、あなたが会社に伝えたいこと、伝え方を一緒に整理してくれるかと思います。

就職・転職を検討している方、より働きやすい会社に出会うためにも、ご自身の障がいのこと、必要な配慮について時間をかけて整理してみてはいかがでしょう?

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ライター Media116編集部

障がいのある方のためのライフスタイルメディアMedia116の編集部。障がいのある方の日常に関わるさまざまなジャンルの情報を分かりやすく発信していきます。

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