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障がいに必要な配慮、会社にきちんと伝えられてますか?(その2)

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ライター:Media116編集部

前回は、「会社に対し障がい内容と配慮をキチンと伝えることが大切」という記事を掲載しましたが、障がいのある方は、みな具体的にはどのようなことを求めている方が多いのか、アンケートの結果からご紹介します。

下記は、障がい者総合研究所で実施した「障がいへの配慮について、職場に希望するものは何ですか?」というアンケートの結果です。

「障がいへの配慮について、職場に希望するものは何ですか?」というアンケート結果

アンケートの結果では、身体障がいの方と精神障がいの方、いずれも一番多かったのが「通院や服薬管理等の医療上の配慮」でした。

「週1回で定期的な通院が必要」
「毎日4時に服薬が必要」

など一人ひとり異なる配慮が必要だと思います。こうしたことを極力具体的に伝えることで会社側も配慮がしやすくなります。

勤務時間内での通院を認める会社もありますし、産業医が在籍している会社や、体調不良の際の健康管理室を用意している企業もあります。ご自身の障がい内容と必要なことを極力具体的に伝えることで、入社前に会社とより具体的なすりあわせができるようになります。

アンケートで2番目に多かったのが「業務量への配慮」。
障がいによってどうしても出来ないことも発生します。「体力的に疲れやすい」「過剰なノルマがストレス」「長い距離を移動する業務は厳しい」とか「重いものを持ち運ぶのは厳しい」など。出来ることはもちろん、出来ないことについてもきちんと伝えておくのが良いかと思います。

その他で多かったのは「作業環境・施設・設備等の配慮」や「業務習得を明確化する配慮(作業指示の明確化など)」です。

車椅子の方の場合、「段差の有無やドアの開け閉めが可能?車椅子で利用可能なトイレは?」といった配慮、また、聴覚障がいの方なら、どの程度聞こえて、コミュニケーション手段としてどんな配慮が必要か?「筆談でのコミュニケーションは可能?」「支援機器が必要」など。

また、精神障がいの方ならご自身の障がいの特性上、「あいまいな仕事の指示は苦手なので明確な業務指示の配慮をお願いする」「臨機応変な対応が苦手なので、ルールにのっとった業務フローの配慮」などを伝えておくと、会社側も具体的な配慮の対応がしやすくなります。

また、「短時間勤務など勤務時間の配慮」についても要望としては多いです。通勤ラッシュは、身体障がいの方、精神障がいの方、双方にとって非常にストレスに感じる方も多いはず。比較的空いている時間帯での出社や、通院のための早退など、勤務時間に対する配慮も伝えるとよいです。

今回は、障がいのある方がどんな配慮を求めているか、また具体的にどんな配慮を伝えるのがいいか、その一部をご紹介しました。みなさんもご自身の障がいに照らし合わせ、具体的にどんな配慮を伝えるべきか、整理してみてはいかがでしょう?


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ライター Media116編集部

障がいのある方のためのライフスタイルメディアMedia116の編集部。障がいのある方の日常に関わるさまざまなジャンルの情報を分かりやすく発信していきます。

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