仕事上の悩みや不安、誰かに相談できてますか?障がい者のホンネを徹底調査
この記事を共有
ライター:Media116編集部
いつでもモチベーション高く仕事と向き合えたら理想的ですが、必ずしも働く人全てがそうとは限らないのが現実。仕事に関する悩みや不安を抱えた経験、ありませんか? それを誰かに相談しようと思ったことは…? 障がい者のみなさんの「仕事に関する悩みや不安」について調査しました。
みんな経験している!仕事上の悩みや不安
障がい者総合研究所が実施したアンケート調査によると、「普段仕事をする上で、悩みや不安を感じたことがある」と答えた人は、「よくある」が46%、「たまにある」が38%。トータル84%の人が「ある」という結果に。
しかも、これを障がい別に見てみると、身体障がい者が76%なのに対し、精神障がい者の実に95%が「仕事上の悩みや不安がある」と回答しています。気になるのは、「たまにある」よりも「よくある」という声の方が多いこと。精神障がい者の方ほど、日頃から仕事のことで悩みや不安を抱えているようです。
仕事の悩みや不安を抱え込む人が多い現実
たとえ仕事上の悩みや不安があっても、それをすぐに相談できる雰囲気があれば良いのですが、そこのところどうなのでしょうか?
「相談しやすい雰囲気かどうか?」を尋ねたところ、「いいえ」という声が69%という残念な結果が出てしまいました。これは障がい者別に見てもほとんど変わりがなく、「困ったことがあっても相談できるような雰囲気ではない」と感じている人が7割もいるのです。
でも、もしそんな悩みや不安を誰かに相談するとしたら、どんな人が選ばれているのでしょうか?
一番多かったのは「社外の友人・知人」、次いで「家族」となっており、会社の人ではない身近な人たちに打ち明ける人が多いようです。しかしながら、「相談したいが誰にも相談できない」という声が3番目に多く、悩みや不安の内容によっては、なかなか人に相談できないと考えてしまう人が多いこともわかりました。
上記グラフの「その他」の声としては、「通院先の医師」や「就労支援施設」、「職業安定所」などがありました。悩みや不安を人に相談できない方は、自分の障がいについて理解している医師や、就職の際お世話になった施設の職員に相談するというのも一つの方法。ひとりで考え込むより、たとえすぐに解決には至らなかったとしても、誰かに聞いてもらうだけで気持ちが楽になれるかもしれません。
▼本記事に関連する「障がい者総合研究所のアンケート結果」を見る
「仕事の悩みや不安に関するアンケート調査」
www.gp-sri.jp/report/detail004.html
この記事を共有

ライター Media116編集部
障がいのある方のためのライフスタイルメディアMedia116の編集部。障がいのある方の日常に関わるさまざまなジャンルの情報を分かりやすく発信していきます。
- ブログ
- 公式HP
- https://www.media116.jp/
おすすめ記事
-
2023年4月13日
一つじゃない 番外編 風来坊マッチングサイトを使う!
-
2023年3月15日
一つじゃない 第11回
-
2023年1月31日
靴が視覚障がい者を道案内!?噂の「あしらせ」体験してみた!
-
2023年1月13日
身体障がい者の恋愛と性の世界へようこそ。354人が語った本音アンケートのご紹介
-
2023年1月6日
「働くこと」ですこやかに。ぶどう畑・ワイナリーと共生するこころみ学園
-
2022年11月28日
最新製品も!視覚障がい者向け製品・サービス発表会レポ
-
2022年10月14日
ビジネスの場における多様性の実現 〜米国企業・障がい者グループの活動〜
-
2022年9月30日
「感覚過敏の方が楽しめるように」さいたま水族館が試行したクワイエットアワーとは?
-
2022年8月23日
一つじゃない 第7回
-
2022年8月9日
一つじゃない 第6回
-
2022年8月2日
あすのためにそうぞう