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とはいえ障害者採用でありがたかったこと。【漫画家oyumiの発病体験記】

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ライター:oyumi

こんにちは、oyumiです!
前回までは障害者採用についていろいろ書いてきましたが、主にマイナス面が目立っていたかと思われます。ですので、今回は「実際に働いてみて良かったこと」をメインにし、障害者採用のメリットについて当時のことを思い出しながら書いていきます。
(ちなみに・・・私自身は双極性障害を患っているため、精神障害者として障害者採用で企業に雇っていただきました。そのため、身体障害者の方の場合とは配慮やメリットが異なってくることを先にお伝えしておきます。)

実際に働いてみて良かったこと<その1> 「勤務日数・時間の融通がきく!」

週5日フルタイムで働くことは、健康な人間ですらつらいと感じるものです。となれば、精神面に障害を持っている私のような人間からしたら、フルで働くことは病気の悪化を招きかねません。(そんなんでどう生きてくつもりだ!と自分に対しても思うのですが。。)

ちなみに、クローズドでアルバイトを探せばいいのでは?という意見もあるでしょう。もちろん当時はそっちの方面でも仕事は探していました。障害者採用で働いていたのは、たまたま採用してもらえたからというだけに過ぎないですね。
融通がきくのならば、オープンでもクローズドでもどちらでも構わないと思います。仕事内容にはよりますけど。

希望勤務日時については私の場合、面接の際に「週4日」という条件を提示しました。
入社当日は人事の方と面談し、

どういう配慮が必要か?
仕事内容は何がだめか?(電話対応がダメとか)

など質問されました。
私は長時間の労働が一番精神的負担になるため、「なるべく長くても6時間労働に抑えたい」ということをうったえました。

勤務日数・時間の融通がきく!イメージ

ありがたいことに、出勤時間・退勤時間も、こちらの要望になるべく応えてくれまして、そのおかげで”週4(月火・木金)・10時〜16時勤務”というシフトスタイルを希望通りに叶えていただくことに!

オープンで働いていたらここまでわがままは今時聞いてくれなかっただろうと思うと、本当に感謝でいっぱいですね。

実際に働いてみて良かったこと<その2>「体調不良の時はきちんと休みをもらえる!」

具合が悪い時に仕事を電話一本で休める。
仕事中に具合が悪くなった時は、上司と人事に伝えればすぐ早退ができる。

これは当時非常に助かりました。それより前に働いていてところでは、どんなに体調が悪かろうと高熱が出ようと絶対に出勤しなければなりませんでした。

体調不良の時はきちんと休みをもらえる!イメージ

休みたい時には休める、もちろん好き勝手に何度も休んでいいわけではありませんが、そういう配慮があるというだけで気持ちが楽になったものです。

ちなみに、途中から制度か何かが変わって、1日休んでしまったら代わりに別の日に出勤するか労働時間を増やさなくてはならなくなったので、企業によっては休みの取り方は様々かもしれませんね。

実際に働いてみて良かったこと<その3>「職場環境・労働環境がとても良かった」

 「職場環境・労働環境がとても良かった」一番はこれに尽きると思います。

特に直属の上司の方はとても優しくて良い人でした。
たとえどんな簡単な仕事でも、与えてくれた仕事をこなして「ありがとう」と言われるのは嬉しいものです。
私とのコミュニケーションも放棄することなく積極的に声をかけてくれました。社内で絵の仕事をもらえたのも、私が絵を描けると知った上司がそれを広報部の方に伝えてくれたことがきっかけであります。

職場環境・労働環境がとても良かったイメージ

与えられた仕事だけをこなすのも十分私はやりがいを感じましたが、次第にそれだけでは足りなくなり「こんなこと・あんなこともできますよ」と自分からアピールするようになっていったのは、やりがいと(働くことで得る)生きる自信を上司が与えてくれたからなのだと思います。

私が障害者採用で働いてみて良かったと思ったことは、以上の3つです。
働くことは大変だし時には辛いですが、それだけが全てではないです。やりがいもそうですし、安定して適度なお金を得られるというのは、精神に健康をもたらすものです。(あくまで私はですけど)
実際、その時だけは長年悩まされ続けた不眠が嘘みたいに治って薬無しで眠れるようになりました

ちなみにフリーで漫画やライターをやっている今現在は、働いているにもかかわらず不眠は相変わらず。
おそらくですが・・・決まった時間に決まったところへ通うという習慣が、良い睡眠導入剤の役目を果たしていたんでしょうね。

参考になれば幸いです。

やさしく、くわしく説明します。障害者採用の「法定雇用率」ってどんなもの?

激変する障がい者の転職状況…これからどうなる?法定雇用率引き上げのメリット・デメリット

障がい者総合研究所「障がい者の法定雇用率の引き上げに関する調査」

Media116【障がい者雇用】チャンス到来!法定雇用率の引き上げで活性化する企業の採用傾向とは?

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ライター oyumi

(名前 oyumi)1993年3月26日生まれ。高校1年生の時にうつ病になり、一時治ったもののその3年後に躁転し、双極性障害を発病。今はこうして時たま漫画やライターのお仕事を頂いてやらしてもらっています。

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公式HP
http://vaginally.hateblo.jp/

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