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ひとつじゃない 〜風呂キャン界隈〜

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ライター:風来坊

「風呂キャンセル界隈」という言葉を知っていますか?
一般的に、お風呂に入るのが面倒でサボってしまう人のことを指します。
でも、単純にめんどくさいという理由だけでなくお風呂に入るのが大変な人達がいるって知っていますか?
これは、うつ病で身体が思うように動かない人がお風呂に入るためにアーダコーダ戦った物語です。

風呂キャンセル界隈とは?

風呂キャンセル界隈(ふろキャンセルかいわい)とは、面倒になり、シャワーやお風呂に入ることをやめてししまう人たちのこと。この表現は「お風呂に入るのが面倒くさい」や「疲れているので今日は風呂をキャンセルしたい」といった気持ちを共有するために使われる。(Wikipediaより)

このようにお風呂に入ることが面倒で止めてしまう人達のことを風呂キャンセル界隈或いは風呂キャン界隈と言います。
もう少し、風呂キャン界隈を深掘りしてみましょう。

風呂キャン界隈みんながめんどくさがり?

風呂キャンセル界隈は、みんなめんどくさがり?

実は、お風呂に入らない人達全てが「めんどくさい」ことを理由に風呂キャンしているわけではないのです。
その一つとして「うつ病風呂キャンセル界隈」があります。

うつ病になって身体に重りがつけられたように動きづらくなった経験はありませんか?
こうした身体が思うように動かない状況で、洗髪、洗顔、洗体、etc…というたくさんの作業が必要な「風呂に入る」という行為に挑むのは苦行と言えるでしょう。
つまり、うつ病風呂キャンセル界隈の人達にとって風呂キャンすることは「めんどくさい」のではなく「物理的に行動不能」なことなのです。

このように風呂キャンをする人の中には事情がある人がいるのも事実です。
しかし、事情を知らない人からすれば「風呂キャン=怠け者」と一律に思う人がいることも仕方がないことなのかも知れません。

風呂キャンと戦った私の物語

お風呂と戦う筆者

ここからは私の体験談になります。

私も精神障害で、外が暗くなってくると気分が落ち込み行動不能になってしまいます。
しかし、強迫障害もあるので布団には綺麗な身体で入らなければならないというルール(呪い?)にも縛られているのです。
ですから、毎晩ボロボロ泣きながらお風呂に入っています。
だって、本当に身体が動かないのですもの。

勿論、私は気分の落ち込みに対応するために定期的に通院していますし、毎日決まった時間に服薬もしています。
それでも私の気分の落ち込みは激しく、私を簡単に行動不能におとしめるのです。
こうした「風呂キャンしたい体調不良」と「風呂キャンを許さない呪い」の狭間で、私は毎日戦ってきたのです。

「風呂キャンしたい体調不良」と「風呂キャンを許さない呪い」の狭間で、私の試行錯誤は続きました。
セロトニンという物質が気分の落ち込みに効くという記事を読んだら一か八か試しました。
そのために、日光に当たったり、卵をたくさん食べたりしました。

でも、私の気分の落ち込みは一向に良くなりません。
夜になると気分の落ち込みがひどくなるのでリラックスするためにノンカフェインの温かいお茶を飲んで副交感神経を優位にしようともしましたが…やはりコレも私には効きませんでした。

しかし、攻略法はあったのです。

早めに夕飯を済ませて、暗くなる前にお風呂に入る。
こうすれば暗くなる前の「気分が落ち込む前」に風呂を済ませることができるのです。
条件的に実現できる人は少ないかも知れませんが、この「早飯早風呂法」を試したところ涙を流すほどの苦痛からは解放され、ギリギリお風呂に入れています。

医師に暗くなるにつれて深くなる気分の落ち込みを話したところ「その傾向はある」と認めていたので、暗くなりきる前にお風呂に入る「早飯早風呂法」はアナタを救う…かも?
でも、冬になって暗くなるのが早くなったらどうしよう…。
※早く風呂に入って、後で食事を食べ、歯磨きする方法もありますが私には合いませんでした。

因みに、私が風呂に入るときの工程は、

①服を脱ぐ
②洗髪
③髭剃り
④洗顔
⑤洗体
⑥入浴+歯磨き
⑦髪を乾かす
⑧体を拭く
⑨服を着る
⑩育毛トニックで頭皮のマッサージ
⑪もう一度髪を乾かす

という11工程もあるのです。
この他にも週に一度は爪切りも追加されるので、風呂に入るということが如何に大変かご理解いただけるはずです。

健康な人はコレを毎日容易くしてるんだから本当に凄いよ…。

ちゃんとお風呂に入ってる人に驚く筆者

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ライター 風来坊

東北の片田舎在住のアラフォー。 児童虐待、いじめ、パワハラ、自傷による措置入院を経験。 田舎では福祉に偏りがあると考え30代から大学で福祉を学ぶ。 数年前には事故で利き手が不自由になり、現在はリハビリを兼ねた趣味(プラモデル、ニードルフェルト、UVレジン)に没頭中。 いつか全ての人が楽しめる駄菓子屋を開きたい。

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