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うつ病でも利用できる!訪問看護の利用申請から減額制度まで

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ライター:keita0206

こんにちは!障がい者ライターのケイタです。皆さんは訪問看護というものを利用したことはありますか?訪問看護とは、看護師やリハビリ専門職の方が自宅に来てくださり、患者の日常生活サポートや心のケアなどを行ってくれるサービスです。これにより、外出することが困難な患者は自宅で医療従事者によるケアを受けることができます。

今回は我が家が実際に訪問看護を利用しようと思ったきっかけや、その手続き方法、必要な書類、費用面などを皆さんに共有していきます!

①訪問看護を呼ぶに至った経緯



以前記事にも書かせていただいたのですが、同居の父が長年続けた仕事を辞めたことをきっかけにうつ病を発症し、その療養のために訪問看護を利用しようと思いました。父は通院の為や、ちょっとした買い物であれば外出は可能なのですが、うつ病のため基本は人と関わったりするのが苦手な状態です。それゆえ、用事がなければ部屋で引きこもっていることが多いです。

部屋にこもりがちなので以前ほど活発ではなくなってしまいましたが、体が不自由というわけでもないので、まずはB型支援所などから社会復帰できれば本人にとって良いなと考えております。

ですが先述したとおり、本人はうつ病のため誰とも関わりたくないという状態に陥っており、B型支援所の体験に足を運ぶこともおっくうになっております。

家族が外出や交流を促しても、本人はなかなか重い腰を上げることはできません。うつ病だけでなく、精神薬の影響でも、無気力状態に陥っているといった様子です。

そんな様子を知人に相談していたところ、たまたま「訪問看護というものがありますよ」と教えていただき、藁にもすがる思いで情報収集を行いました。訪問看護というサービス自体は聞いたことがあったのですが、車いすや寝たきりなど、身体が不自由な人のみが使えるサービスなのかと私は思っていました。なので精神疾患でも利用できると知って、早速各事業所に問い合わせを行いました。

②訪問看護を利用するために必要な条件

クリップボードとチェックリスト

訪問看護の中には、精神疾患に特化している訪問看護もあり、その中で気になった事業所に問い合わせてみました。

利用するためには本人との面談に加え、以下4点の書類が必要だと教えていただきました。項目とその詳細をここに記しておきます。

・精神科訪問看護指示書
こちらは通院している精神科の主治医から、本人の希望する訪問看護事業所の利用を許可してもらう書類になります。患者が訪問看護の利用が必要だと理解してもらえれば、この指示書を受け取れます。これがあれば、事業所利用費を保険によって賄うことができます。

・利用契約書・重要事項説明書
こちらは利用する事業所から受け取る契約書です。重要事項に目を通してサインすることが必須となります。主に無断キャンセルした場合のペナルティや、支援者に対して危害を加えないようにという注意書きが表記されています。

・自立支援医療受給者証(精神通院医療)
精神科の通院や処方される薬の費用を原則1割に減額してくれる証明書となります。こちらは役所の保健福祉課などで発行してもらえる書類ですが、申請から発行までにだいたい3か月ほどかかるので、早めに申請しておく必要があります。
申請は容易ではありません。一定期間精神科に通って、医療費のサポートが必要だと判断してもらい、ようやく担当医から発行の許可がおります。なので父の場合も、最初は医療費が3割負担で通院していましたが、通院回数が増えたり、薬の処方も増えたため、担当医が発行を許可してくれたという経緯があります。それまでにおおよそ1年近くかかりました。
しかしもし受給者証が手元にない場合であっても、担当医から許可が下りていて申請中であれば、その控えを見せることによって後で2割分を払い戻してくれたり、そのタイミングから1割負担で料金適用してくれる事業所もあるそうです(事業所によって違うので問い合わせていただくことを推奨します)

・各種保険証
保険証やマイナンバーカードの提出を求められます。

そして事業所のサービスを利用するために、以下のような手順で手続きをすすめました。

①精神科の主治医に相談する
担当の主治医から、訪問看護利用の許可が必要となります。父の場合は、2年近く続くうつ病で、自宅から出るのも容易ではないということで、利用を許可してもらいました。

②訪問看護事業所を選ぶ
主治医から許可が下りてから、利用する事業所を探しました。事業所のサイトを見ることで、働いている方の年齢層やサポート範囲がなんとなくわかり、判断基準が生まれます。

③事業所との面談、契約
実際に気になる事業所に問い合わせて、面談を行いました。我が家の場合は2つの事業所スタッフを自宅へお呼びしました。料金はどちらもほとんど同じだったのですが、利用時間やサービスの面で融通を利かせてくれそうな事業所の方を選びました。

③具体的なサービス内容や金額面

電卓とお金

ここからは一例になりますが、我が家が利用させていただいている訪問看護事業所のサポート内容や費用面を紹介させていただきます。これから利用を検討されている方は、その参考にしていただけるといいかなと思います。

●サービス利用時間
基本は30分程度。精神疾患をサポートする訪問看護は30分からが基本ですが、場合によっては最長90分利用も可との事。決まった時間になればすぐ引き上げるというわけではなく、話したいことが長引いている場合は、ある程度時間の融通も聞かせてくださるとのことでした。

●金額
世帯収入によって負担金が1~3割まで変わりますが、先ほどお伝えした「自立支援医療受給者証」があれば、月の負担額が最大20,000円までで済みます。そしてこれは、精神科での診察費や薬代での費用も含めた金額なので、事業所のサービス利用料はもう少し安く済みます。我が家の場合は、前年の収益が多かったという事情もあり、月の負担額が最大20,000円に達してしまっているのですが、前年の収入記録が今年の10月で更新されるため、それ以降は自己負担額も1割程度に減額されるだろうといった見込みです。


●できること
・家事のサポート(お皿洗いや洗濯など、一緒に手伝ってくれる)
・服薬の現状把握、医師への報告
・外出支援、病院への付き添いも
・日常的なコミュニケーション
・夜間での電話対応  など

●できないこと
・患者からの一方的な家事のお願い(あくまで患者も一緒に手伝うというスタンスでないといけない)
・運転代行 など

④実際に家に来てもらってどうだったか

笑顔で面談する若い女性

父がどんな事でも話しやすいようにと、私はあえて同席していませんでしたが、本人曰く「何でもよく聞いてくれて話しやすかった」との事です。初回は60分時間を取ってくださり、これまでのいきさつや今の心の状態、服薬の種類などを改めてヒヤリングしていただきました。
2人で来られていましたが、じっくり話を聞いてくださり、今後の治療の流れも共有できたとの事です。

面談後、父もいくばくか前向きになれた様子で、「とりあえずB型事業所に通いながら訪問看護も週1受けられる状態になりたい」と言っていました。やはり自分の心の内を他人に聞いてもらうというのは大事で、いわば”心の換気”の様なものかと思います。私自身も最近の悩みや将来の不安などを知人に聞いてもらえたところ、だいぶ心が軽くなり、同時に「自分には味方がいる」という安心感も生まれました。

精神科に通っているが、なかなか就労など次のステップに踏み出せないという方は、まずは利用手続きだけでも済ませておくことをお勧めします。人が人に生きる活力を与えられる一番きっかけは、やはり人との交流なのだなと主観、客観的に感じた一連の流れでした。

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ライター keita0206

1992年福岡県生まれ。先天性四指欠損という、左手の指が生まれつき4本無い状態で生まれる。大学4年生の就活の最中、ママチャリ日本一周を思い立つ。大学卒業後は就職せずアルバイトで資金を貯め、2015年5月〜2016年9月までの約1年4ヶ月で、ママチャリでの日本一周を達成。その後クラウドファンディングにて旅の記録を書籍化。旅後は大阪で一人暮らしをするも、旅したい欲求が溢れ2022年7月〜12月にバイクで2度目の日本一周を達成。現在は自転車インド一周の旅に向けて準備中。

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公式HP
https://keita-kabu-world.hatenadiary.com/

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