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【視覚障がい】お札の識別が簡単にできる!「お札識別アプリ」や「紙幣見分け板」をご紹介!

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【視覚障がい】お札の識別が簡単にできる!「お札識別アプリ」や日本点字図書館オリジナルの「紙幣見分け板」 のイメージ画像

ライター:Media116編集部

先日、視覚障がいの方にとって紙幣を識別するのが難しく、日常生活におけるバリアになっているという記事をアップしました。視覚障がいの方は、財布にしまうときに折り方を変えたり、財布の中に間仕切りをしたり、各々いろいろな工夫をしているようです。本日は、紙幣をより確実に識別するためのお手軽・便利なおすすめツールを2つほどご紹介します。

視覚障がい者向けのお札識別アプリ「言う吉くん」

日本の紙幣を製造している独立行政法人国立印刷局では、目の不自由な方が紙幣が識別しやすくなる手段として、2013年よりお札識別アプリ「言う吉くん」(iPhone用)の無料配信を行っています
このアプリ、使い方はいたってシンプル。

ステップ1:まずご自身のスマートフォンにアプリをダウンロードします。

ステップ2:アプリを起動させて、スマートフォンをお札に近づけると、カメラ機能でお札の金額を識別して、音声で読み上げます。(お札の3分の1程度がカメラに写れば大丈夫です。裏表どちらでも問題ありません)

言う吉くんのアプリの画面イメージ

現在の1万円、5千円、2千円、千円を識別しますが、偽札か否かを判定する機能はないとの事です。

※一般財団法人国際ユニヴァーサルデザイン協議会が、ユニバーサルデザイン社会の実現に向けた活動提案や実践を行なっている団体・個人を表彰する、「IAUDアウォード2014」においてソーシャルデザイン部門で銀賞を獲得しています。

アプリの詳細:
「国立印刷局ホームページ:お札識別アプリ「言う吉くん」(iPhone用)」


お札を発行する機関が、その識別のためのアプリまで開発・リリースするとは。。。ナカナカやります。

YOUTUBEに、アプリを利用方法について動画がアップされていますので、参考にしてみて下さい。
動画 YOUTUBE:国立印刷局公式チャンネル [お札識別アプリ「言う吉くん」デモンストレーション ]

お札の識別が簡単にできる!日本点字図書館オリジナル商品「紙幣見分け板」

紙幣を識別する商品として、かざして音声で教えてくれるような機器も販売されていますが、この商品はいたってシンプル。日本点字図書館がオリジナルで販売しているもので、この板にお札を重ねてお札の種類を判別するもの。たとえば千円の場合、

千円札をこの紙幣見分け板に重ね合わせると、千円札の横方向の長さが見分け板の「千円」のところにぴったり一致するのが分かる写真イメージ

こんな感じ。点字の説明がついていたり、お札を重ね合わせた時にずれないように滑り止めの加工がされているので、1万円札と5千円の違いも安心して識別できます。

折りたためるようにもなっているので、コンパクトなお財布でもこの通りすっぽり収まります。こけしを寝かせたような枠が二か所ありますが、これはサインと捺印のためのガイド枠。こけしの頭の部分が印を押すスペースになってます。価格も325円 とお手軽価格!これは優れモノでは???(2016年6月20日現在)

小さなお財布にもはいるコンパクトなイメージ

商品の詳細はコチラ
「社会福祉法人日本点字図書館ホームページ:紙幣が見分けられる!簡単サ印ガイド」



と最後は通販番組みたいになってしまいましたが・・・。確実に紙幣を選別する方法を探されている方には、お手軽に試せるツールなのではないでしょうか?ネットからの注文も可能ですので、気になった方は是非一度お試しを。

関連記事
「視覚障がい者」の切実な悩み・・・「紙幣の識別」問題についてまとめてみました。



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ライター Media116編集部

障がいのある方のためのライフスタイルメディアMedia116の編集部。障がいのある方の日常に関わるさまざまなジャンルの情報を分かりやすく発信していきます。

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