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【漫画連載】補聴器を外した難聴と4人のインド人

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ライター:ケンイチロー

皆様こんにちは!ケンイチローです!
なんとインド人とウォーターパークで遊んできました!

漫画

ケンイチローは補聴器をすると(周りの状況によりますが)多少は聞こえる反面、補聴器を外して健聴者と関わるのが怖いです。海外旅行に行く時、補聴器の電池がなくなってしまった時の為に電池をいつも持ち歩いていたり、補聴器が壊れたり失くしてしまったらどうしようという不安があります。日本でも銭湯、温泉、サウナなどに行く時はなるべく話しかけられたくないと思っていました。

インドで行ったウォーターパークはデリーのノイダというところにある「ワールズ オブ ワンダー(Worlds of Wonder)」というところです。急降下の絶叫ウォータースライダーや大音量の音楽、ダンサー付きの人工ウェーブプールがあるレジャー施設です。

インドでできた友人たちの行動力はすごかったです。彼らの中にはいい意味で「遠慮」がなかった。おそらく彼らにとってケンイチローは初めての「聞こえない人」、「日本人」であったにも関わらず、「みんなでとにかくウォーターパークを全力で楽しもう」という気持ちで溢れていました。何となくケンイチローはポツンとなる時ができるかもしれないと思っていましたが、そんな時間はありませんでした。話すことよりも水遊び!水遊び!そして水遊び!

彼らの中でのメインは人工ウェーブプール。どうやら決まった時間に人工波やダンスタイムがあるらしく、それまで他のところで遊び、その時間が来ると一目散で人工ウェーブプールに駆けて行き踊りながら人工ウェーブを楽しむという感じでした。彼らは20代前半の成人でしたが、まるで子どものように無邪気な人たち。まさか昼から日が落ちるまで6時間も遊び倒すとは思いませんでしたがとても楽しく幸せな時間でした。体重はいくらか落ちたと思います。

彼らが補聴器のないケンイチローをすんなり受け入れ、一緒に楽しんでくれたおかげで補聴器がないと怖いという気持ちが幾分薄くなりました。この先、補聴器の電池が切れたり、壊れて全く聞こえない状況になっても何とかなるでしょう。もし海外旅行中にそういう事態になってもケンイチローは楽しい旅ができると思います。ウォーターパークで一緒に遊んでくれたインドの友人達、本当にありがとうございます。

次回の旅は?と言いたいところですが今のところケンイチローの世界放浪記はここまで。海外旅を始めてからいろいろな国へ行くことができました。またいつか海外旅へ行くことができたらいいなと思います。
2020年9月から始まりましたケンイチローの世界放浪記、掲載いただきましたMedia116の皆様、漫画を読んでいただきました読者の皆様へ心から感謝いたします。本当に本当にありがとうございました。

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ライター ケンイチロー

1984年生まれ。仙台在住。3歳時に両耳難聴が判明してから日本語を習得した。障害者手帳6級の聴覚障がい者。聴力は両耳約70デシベル。口話と手話を使う。現在はイラストなどグラフィックや似顔絵の仕事をしている。外国に行くと「ケニチロ」と呼ばれてしまう。読書や旅が大好き。私の話が読者の役に立てれば嬉しい。

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