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【ParaFes2017~UNLOCK YOURSELF~】超人たちによるスポーツと音楽の祭典に行ってきた!

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ライター:maroemon

こんにちは、車いすユーザーのまろえもんです!
今回は、今年で2回目の開催となるParaFes2017!(以下「パラフェス」) についてレポートします。
パラフェスとは、「超人たちによるスポーツと音楽の祭典」と題されたフェスティバルで、
2018年3月の平昌パラリンピックに向けて、世界で活躍するトップパラアスリートや、ミュージシャン、ダンサーなどが集結し、一夜限りのエンターテイメントを行うフェスティバルです。

冬のパラスポーツの「かっこよさ」を知ってほしい

2020年のオリンピック・パラリンピックの前に2018年に平昌パラリンピックがあるのはご存知でしょうか?
前回のソチパラリンピックでは日本は金メダル3つ・銀メダル1つ・銅メダル2と計6個のメダルを獲得する大健闘をしています。
2018年平昌パラリンピックでは2大会ぶりにパラアイスホッケー(アイスレッジホッケー)が出場権を獲得したこともあり、「一人でも多くの観客の方々に冬のパラスポーツのかっこよさ・素晴らしさを知ってもらいたい」そんな思いでワクワクなパフォーマンスの時間が繰り広げられました。

平昌オリンピック

今回、ParaFes2017が開催される場所は両国国技館。そう、普段は大相撲が開催される場所です。
私たち車いすユーザーはどこで観覧するのだろう?と不安に思いながら貨物を運ぶような大きな大きなエレベーターに乗せられ会場まで移動。。。
車椅子スペースは、ステージに近くサイトラインも確保されていました。(←サイトラインって何か分かります?)
また、聴覚障がい者の方にもパラフェスを100%楽しんでもらえるようにと、手話通訳はパフォーマンスに定評のある橋本一郎さんが担当されていました。画面上にも字幕が出るシステムになっており、しっかり情報保障が出来ていました。「さすがパラフェス!」と感動しちゃいました。
同時に、いつか、いや次回のパラフェスはデフリンピックのアスリートも同じステージに立てたらいいな、と感慨深いものがありました。

パフォーマンスする側も、観る側もみんな「HAPPY!!」

今回のパラフェスの目玉は、リオデジャネイロパラリンピック閉会式で圧巻のパフォーマンスを披露した両腕のないブラジル人ピアニスト兼ギタリストのジョナタ・バストスさんと、当日共演する全盲のシンガー&ピアニスト木下航志さん。Media116ではお二人に事前インタビューする機会を頂きました!

ジョナタさんギター

インタビュー中は、終始体中から音楽大好きオーラがあふれ出していた二人。
まずは初来日となるジョナタさんに、来日した印象を聞いてみると、
「地球の裏側に来れるなんてHAPPY!」
「そんな場所で音楽を奏でることができるなんてHAPPY!!」
感謝の気持ちでいっぱい!!とはちきれそうな笑顔で答えてくれました。
とにかく「HAPPY!!」の連続、私まで本当に楽しくなります。

続いて、ジョナタさん・木下さんの二人に「夢」を伺うと
ジョナタさん「自分の小さな行動から動機づけのメッセージを伝えることが自分の使命だと感じています。障がいがあってもなくても完璧じゃない、ありのまま感じてもらえたらHAPPY!!2020東京パラリンピックでまた演奏したい!なんでも叶うステージで一人一人の人生のクオリティを高められるような演奏をしたいです!」
木下さん「自分は音楽を仕事に出来てとてもHAPPY!!自分は音楽で人を元気にしたり、何かを感じてもらえるようになりたい。」

とのこと。とにかくポジティブパワー満載のお二人でしたが、当日は本当に素晴らしいセッションを奏でてくれました。

会場では、観客に配布された秘密兵器「ParaFes特製アイマスク」をつけて、木下さんと同じ見えない真っ暗闇の状態で音楽を堪能、凛とした空気に包まれた両国国技館に木下さん・ジョナタさんの演奏が響きました。本当になんとも不思議な感覚でした。

絶好調に盛り上がる場内での木下さん・ジョナタさんの「Stand by Me」のセッション。
障がいの有無なんて全く関係ない素晴らしいセッション!!

ジョナタさん木下さんセッション

最後には観客を一人残らず巻き込み大合唱、どこまで私達をワクワクさせるの、パラフェス!もちろん、まろえもんもその感動の渦に巻き込まれました。

合言葉は「表彰台、独占!!」

フェス後半は、平昌パラリンピックにむけて、冬のパラスポーツの魅力が紹介されました。
平昌パラリンピックでは、2018年3月9日~3月18日の間に、アルペンスキー/バイアスロン/クロスカントリー/パラアイスホッケー(アイスレッジホッケー)/車いすカーリング/スノーボードの6競技が開催されます。

アルペンスキー選手団
くどうたくみが試乗

合い言葉は「表彰台、独占!!」
各競技が、次々と紹介されていく中で、特に印象に残ったのはアルペン・スキー男子。この初公開動画はクオリティが高かった。。。こちらの動画は現在パラサポTOPページから視聴できますので、見たい方は是非!

パラサポ公式サイト

最後に登場したのは、今年紅白歌合戦初出場を決めた熊本県出身のロックバンドWANIMA。
CMソングになり人気を集めた「やってみよう」では出演者・アスリートがステージ上に勢ぞろい。短い時間でしたが会場の温度はMAX急上昇!!!!

ロックバンドWANIMA

今回、まろえもんにとって初のパラフェスは、中村壱太郎さんの歌舞伎口上によるパラリンピックの歴史紹介から始まり、眩いばかりの光のパフォーマンス、ジョナタさんの足の指で巧みに奏でる超人ギター演奏・・・など驚きの連続でした。こんな形でパラスポーツを知ってもらえる・見てもらえる機会って嬉しいですね。来年の開催も楽しみです!
エンディングVTRでは素敵なお知らせもありました。

パラサポの次のイベントは2018年3月4日に駒沢オリンピック公園陸上競技場で開催される「パラ駅伝」。障がいのある方と健常者が一緒に1つのチームになり、ゴールに向かってタスキをつなぎます!まろえもんも代表選手として車いすランナーとして爆走しますので、よかったら是非応援に来てくださいね!ではまたの機会に。

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ライター maroemon

車いすユーザーであり、聴覚・視覚・内部疾患も兼ね合わせる。 ジョブコーチまたアスリートとしての経験を活かし現在はゼネラルパートナーズの企業アスリートとしてまた知的障がい・発達障がい専任カウンセラーとして日々当事者と同じ目線で向き合って課題解決に取り組む毎日である。

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