自分に合った医者が見つからない!そのお悩み、たった4ステップで解消します
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ライター:Media116編集部
みなさんこんにちは!Media116編集部です。皆さんは現在の担当医が「自分に合っている」と感じていますか?もしそうなら、どういった理由でそう感じられているのでしょうか。「話をよく聞いてくれる」「愛想が良い」などなど様々な要因があると思います。しかし弊社の臨床心理士はこう言います。「自分に合っている医者とは、自分が叶えたいと思っていることをサポートしてくれる医者」だと。それはどういった意味なのでしょうか。詳しく話を聞きました。
「自分に合っている医者とは、自分が叶えたいと思っていることをサポートしてくれる医者」
「自分に合っている医者とは、自分が叶えたいと思っていることをサポートしてくれる医者」だと弊社の臨床心理士は言います。一体全体、それはどんな意味なのでしょうか。
詳しく話を聞いてみると、彼が医者探しで第一に伝えたいことは「ゴールは症状の改善・完治(寛解)だが、そのために必須なのは結局患者自身の『自分で治っていこうとする心』であって医者に身をゆだねるのではない」ということです。
どうしても今の日本では「お医者様」というように、医師に何かを申し出づらい雰囲気が全体的にあります。そして患者側も「お医者様の言うことだから間違いない」と思うことも多々あるでしょう。しかし、医師に自分の治療についてすべてを任せていてはいけないと彼は言います。
症状が改善・完治(寛解)した後どうなりたいか?を自分の中でよく考えて具体化し、それに向かって『自分で治っていこうとする心』を持つことが大事だと。そして症状が改善・完治(寛解)した「後」に何をしてどのように過ごしたいのかという目標を設定して医者選びをすることが大事だと言います。
例えば「感情の起伏を抑えて生活できるようになりたい」「病気に左右されないで自分のやりたいことを楽しみたい」「少しずつでも人と接することができるようになりたい」など生活面で日々を快適に送れるようになりたいのか、
「症状が出る前のように仕事に復帰したい」「仕事で活躍できるようになりたい」「ゆっくりでいいから仕事に戻れるようになりたい」というように社会生活ができるようになりたいのか・・・
叶えたい目標は人によって千差万別です。まずは症状を改善・完治(寛解)したらどうなりたいのか?どんな生活を送りたいのか?という「叶えたい目標」を設定することが大事です。そして、その目標を重点的にサポートしてくれる医者を探すことが大切なのです。
「自分に合う」医者を探すには
ではどうすれば「自分に合う医者」を見つけられるのでしょうか?それには4つの段階があります。
① 「自分で治っていこうとする心」を念頭に置いて、自分の障がい状況や症状の治療に合いそうな病院を何件か回ってみる。
② その医者の人柄が自分の目標を達成するために自分とマッチしているかを考える。(例えば人によっては話をよく聞いてくれる医者(寄り添いタイプ)が合っているかもしれないし、人によっては厳しくアドバイスしてくれる医者(尻たたきタイプ)が合っているかもしれない。どのタイプの医師であれば目標まで頑張っていけるのか?を想像してみると良いでしょう。)
③ その医者が「自分の目標」を叶えるために自分がサポートして欲しい部分を重点的に診察に取り入れているかを確認する。(生活面の話をよく聞いてくれるのか、仕事面の相談に乗ってくれるのか、など。)
④ その中でその医師は「自分の目標を重点的にサポートしてくれるかどうか」を考え、二人三脚で目標まで歩んでいけるかを想像する。
この4ステップをきちんと目で見て肌で感じて医者選びをすることが大切です。幸いなことに患者は医師を選ぶ権利があります。大きい病院になると新患で診察した医師以外の医師に交代ができないというところもありますので、医師の見極めは非常に大切です。
「自分の目標をサポートしてくれる医者」に出会ったAさんの事例
Aさんはてんかんとそれに付随する精神症で別々の病院の脳外科と心療内科にかかっていました。特に心療内科の方は診察の度に親身に話を聞いてもらって心が晴れて帰ることができたため彼女の中では「自分に合った医師」がやっと見つかったのだと思っていました。
しかしある日その担当医がこう言ったのです。
「僕はね、あなたの話に合わせることはできる。でもあなたの病気を治すことはできない。病院を移りなさい。」
彼女は「雷に打たれたようなショックが全身を走りました。何件も回ってやっと見つけた「理想の医者」。その人に見放されたと思ったのです。」そう言いました。
結局、脳外科と同じ病院の精神科へ通うことになりました。その担当医とは折り合いが悪く厳しい言葉ばかりをかけてきて、「病院うつ」になるほどだったそうです。
しかしある日、ふと前担当医と現担当医の違いに気づいたのです。前担当医は気持ちの面の話を「受け止めてくれる」だけだったのに対し、現担当医は折り合いが悪いながらも仕事面や生活面においての出来事について「で?結局何が不満なの?あなたはどうしたいの?どうしたら良くなると思うの?」と「問いかけて」くるのです。
その時彼女は気づきました。前担当医は話を聞いてもらってその日は気持ちよくいられるけれど、長い目で見たら結局は何も変わっていなかった。彼女が目指していた「病気を完治させる」という目的に一緒に歩んでくれているのは現担当医だったのだと。
大事なのは「自分で治っていこうとする心」を忘れないこと
Aさんの例では、医師は厳しい言葉をかけながらも彼女に問いかけることで彼女自身の『自分で治っていこうとする心』を育てていたのかもしれません。対応の良さや表面だけで医者を選んではいけないと彼女に気づかせてくれたのです。本当に自分をゴールまで二人三脚で歩んでくれるのはどういう医者なのかを彼女は気づき、折り合いが悪いながらも、なんとか不揃いな二人三脚で担当医とゴールに向かおうと決めたのです。
最後に、繰り返しにはなりますが弊社の臨床心理士が一番に伝えたい大切な事は「患者自身が自分で治っていこうとする心」です。自分の症状の改善や未来を人任せにしてはいけないのです。改善・完治(寛解)した後どうなりたいのか?現状だけにとらわれず、ちょっと先の明るい未来を想像して、それに向かって医師と二人三脚で歩めると良いですね。
関連記事:担当医と信頼関係を築きたい!臨床心理士が伝えたいアドバイス
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