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もしや…これって五月病!?予防・改善のための5つのポイント!

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ライター:Media116編集部

みなさんこんにちは!Media116 編集部です。4月から新しい環境になったという方、そろそろ疲れが溜まってきてるのではないでしょうか?気分が落ち込んだり、「あーーーもうやだ!」と叫びたくなったり?今回は五月病の予防・改善についてのお話です。

そもそも「五月病」って?実は知らない落とし穴が

「五月病」というのは、実は医学用語にはないのです。新しい環境のストレスから体調に支障をきたしてしまうことの「通称」です。精神的あらわれる症状の方に目がいきがちですが、実は身体的に症状があらわれることも。
卒業、就職、転職、引っ越し・・・等々、4月に環境がガラリと変わり、多くは新しい環境に適応できず、イライラや不安、焦りや落ち込み等を感じるものです。実は自覚していなかったけど知らず知らずのうちに負荷がかかっていた、というケースも珍しくはありません。
ゴールデンウイークで一時その感情から解放され、「ヤッホーイ!」と楽しんだのち、ゴールデンウィーク明けにまた学校や会社に戻ると「ああ…もう嫌だ…やる気がでない、休んでしまおうか」となってしまうのですね。
通常であれば、一過性のものだといいます。しかし、原因や対策を放っておくと、うつ病や自律神経失調症に症状が悪化してしまったりすることもあるのです。十分に気を付けたいですね。

五月病

放っておくと危険!どういう症状がでるの?

「抑うつ、無気力、不安感、焦りなどが特徴的な症状である。主訴には、不眠、疲労感、食欲不振、やる気が出ない、人との関わりが億劫などが多い。」(wikipediaより引用)
イライラや不安、焦りや落ち込みから心がガクンと落ち込んでしまうのが精神的な症状です。更にその症状が発展すると、身体的な症状も出始め、眠れない…寝てもぐったり疲れている、食事がのどを通らない…。などの症状も出てきてしまうというのです。
特に現在精神障がいを患っている方はこの五月病に要注意です。現在の症状を悪化させる可能性もあるので、少しでも「あれ?最近ちょっと不調かも…」そう思われたらすぐにかかりつけのお医者さんにお話ししてみてくださいね。
精神障がいのない方でも、そのままにしておくと精神衛生上良くない状態を引き起こしてしまうので、要注意です。
では次から、予防と改善のための5つのポイントを書いていきたいと思います。

予防・改善するための5つのポイント

①一定の睡眠時間の確保と生活リズムの見直し
どうしても連休で楽しいイベントが続いたりして、夜型になってしまう方も多いですよね。でも、一定の睡眠時間を毎日確保することは体調にとって非常に大切です。「寝だめ」という言葉がありますが、長時間寝てしまうと生活リズムが乱れ自律神経に悪影響を及ぼす可能性があります。決まった時間に寝て起きる。弊社の就労移行支援事業所でも、特に精神障がいのある方には体調を安定させるために非常に大切だと教えていることなのです。

起きる

ちなみに、精神障がいのある方には昼型の生活リズムをつくって日光浴をすることをおすすめします。日光浴をすると精神障がいのある方に不足しがちだと言われている「セロトニン」という物質が体内に生成され、気分を安定させる効果があると言われています。この機会に睡眠を一定時間に保ち、夜型から昼型の生活に切り替えましょう!

②運動
五月病の落ち込み、精神疾患などの精神症状には運動が良いとよく聞きますよね。
もちろん、体を動かすことでリフレッシュになったり、満足感や達成感を得られたり・・・様々な効果がありますが、身体の中に注目をするともっとすごいことが起きているのです。
先程日光浴で生成されると言った「セロトニン」ですが、運動をすることで増加します!
そして、「βエンドルフィン」という物質もあわせて増加し、ストレスホルモンが減少します。
「βエンドルフィン」とはモルヒネ以上の鎮痛効果のある「脳内麻薬」とも呼ばれていて、強い幸福感をもたらしてくれるもです。
これらの効果が運動にはあるんですね。
運動が苦手…という方も、週に1回程度からはじめてみてはいかがでしょうか?

③信頼できる人に、または紙に気持ちを吐き出す
まずは気分の落ち込みの原因がなんなのか?それを自覚する必要があります。
そのために信頼できる人に今の気持ちを吐き出してみましょう。
「人に話すのはちょっと・・・」という方は、紙とペンを用意し、そこに思いっきり気持ちを書きだしてみましょう。(書きなぐっていいです!)
これは「スッキリする」というだけの目的ではなく、話すこと・書くことによって自分が悩んでいることの本質を見つけることが目的なのです。
話しているうちに自分で気づいたり、話を聞いてくれている相手から「もしかして○○が原因なの?」と気づかされたり。紙に書きだす時には以前ご紹介した「アンガーマネジメント」を使ってみるのもテです。記事はこちらから。
「実践したら怒りのコントロールできた!メモだけ簡単アンガーマネジメント」
原因をみつけ、対処することで五月病の予防にも、改善にもなることでしょう。

おしゃべり

④「完璧にしなきゃ」をやめ、小さな目標を立てる
もしかすると五月病に悩まされる方の中には完璧主義的な考えを持っている方も少なくないかもしれません。
「新しい会社だ!ミスは許されない。仕事を完璧にこなさなきゃ!」「人間関係を円滑にして誰からも好かれるようにしなきゃ!」
確かに、こういったことが思い通りに「完璧に」できたらそれは良いことですよね。
でも実はその「完璧」にこだわってしまうことで心身に負担をかけてしまっていることが多いです。
完璧に、完璧に…そう思って不安や焦りを感じたり、うまくいかないことでイライラしたり落ち込んだり。それでは元も子もないですよね。
新しい環境で完璧にいくことなんて、まずないです。
皆、何かしらつまづきながらも、ひとつひとつこなして自分にとって最良の環境を整えていくものです。そのためにはまず小さな目標を立てて、一歩一歩前進していくことが大切です。つまづいても、その目標をひとつクリアできた自分を褒めてあげましょう。
いきなりゴールを目指さず、時には自分を甘やかしてあげることも大事ですね。

⑤より充実したオフの日の過ごし方を考える
とにかく、自分を徹底的に甘やかしましょう。学校や仕事のことは一切頭から消し去り、その休みの日をいかに楽しく過ごすか?それだけを考えるのです。よくうつ病の方から「休みの日も仕事のことを考えてしまって全然休まらないんです…」という話を聞くことがあります。
「切り替え上手」になることも、メンタルを自分で安定させるための一つの手段です。
インドア派で、漫画が好きならフリータイムで漫画喫茶にこもってしまうのはどうでしょうか?アウトドア派でサイクリングが好きなら自転車でプチ遠出してみるのはどうでしょうか?特に趣味はないな、という方は一日中DVD鑑賞でも良し、ネットサーフィンでも良し、はたまた新しい「楽しいこと」を探しに街に繰り出してみるのも良しです。「今日は何をしようか?」そんな楽しい想像で頭をいっぱいにしてくださいね。

休日

再度になりますが、もし「あれ?ちょっといつもと違うかも・・・」そう思ったら病院に行ってみるのもひとつの手段です。(特に精神障がいのある方はいち早くかかりつけ医に相談を!)一人で抱え込まず、五月病を長引かせず、スッキリした気持ちでまた新しい環境で頑張れるようにメンタルを丁寧にコントロールしていきましょう。

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ライター Media116編集部

障がいのある方のためのライフスタイルメディアMedia116の編集部。障がいのある方の日常に関わるさまざまなジャンルの情報を分かりやすく発信していきます。

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