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未経験だけど障害者採用で事務職になりたい!そんなあなたが大切にすべきポイントは?

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ライター:ヒラノオツボネ

こんにちは!元キャリアアドバイザーの「ヒラノオツボネ」です。これまで人材紹介会社にて健常者・障がい者両方のサポート経験があり、通算200名以上の方の就職決定に貢献してきました。事務職への転職を考えているみなさん、また、いま転職活動真っただ中!というみなさん、事務職として働く上でご自身の強みをどう生かせるのか?ということが気になったことはありませんか?今回は事務未経験の方に向けてお話していきますね!

事務未経験から事務職へのキャリアチェンジの心得

現在障害者採用枠での求人の多くが事務系職種です。そのため、これまで事務未経験だった方も専門性のある職種のみにこだわらなければ、人材紹介会社で紹介される求人の中にはほぼ確実に事務職が混ざってくると思います。

しかし、初めて障害者採用枠で転職される方の多くは営業職だったり、接客業だったり、現場での仕事だったり…異業種からのキャリアチェンジになる場合があります。その時に「事務職として働いていけるのか?」お客様からそんな不安をよく耳にします。
キャリアチェンジというものは容易なものではありませんよね。私自身、キャリアアドバイザーからライターへキャリアチェンジした時にはわからないことだらけで精神面も体力面もへとへと・・・という状況でした。

キャリアチェンジをするとこれまでのやり方や功績が全てまっさらになります。それをきちんと受け止めた上で、イチからこの職種で頑張っていくんだ!そんなお気持ちを強く持たなければなりません。
では、事務職として頑張っていくにはどういったスキル・資質が必要なのでしょうか?次で書いていきますね。

事務職に期待されるポイント

① PCスキル
まず必ず身に着けておきたいのは「PCスキル」です。できればMOS(モス)と呼ばれる「マイクロソフトオフィススペシャリスト」の資格を取っておくか、それに匹敵するようなPCスキルを身に着けておくことが重要です。事務職といえど営業事務、経理事務、人事事務、総務事務…など様々ですが、共通して必要になるのはPCスキルです。

特にExcelを良く使う場面が出てくると思いますので、Excelの習得は必須です。できればExcelの中の「マクロ」と呼ばれる複数の手順をまとめて自動化したりする機能を身に着けておくと、業務効率が良くなります。

MOSやマクロについて知りたい方はこちら↓
MOS公式サイト
Excelマクロとは?

パソコン

② 協調性を持つこと
事務職というともくもくとデスクに向かい誰ともコミュニケーションを取らない…ようなイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は業務依頼を受ける際にコミュニケーションが発生します。その際に仕事の依頼主と円滑な関係性を築いていないと仕事上に様々な障がいがでてきてしまいます。

協調性を持ちつつ、調整能力を高めてより良い仕事ができるように気を配ることが大事です。
また、同じ職種同士でも協調性を持って信頼されていなければいづらくなってしまうということもあります。営業や接客などと違い、「成果をあげればそれでいい」という世界とは違うのです。

仲間

③ 素直で前向きでいること
キャリアチェンジすると、どうしても前職でのやり方や考え方がしばらく離れないことがあります。(実際私もそうでした。)事務職に限ったことではありませんが、「郷に入っては郷に従え」の精神は非常に大切です。まずは自分の過去の経験や功績をまっさらにして、指示や依頼を素直に受け入れる姿勢が大切です。
それを「柔軟さ」と呼んでも良いでしょう。

特にしっかりと経験を積んできた方(特に30代以上の方)がキャリアチェンジをすると、受け入れ側は「この人はこれまでこんな経験をして功績をあげてきたが、果たして事務職としてうちのカラーに馴染んでくれるのだろうか?」という心配をするわけです。まずはその心配を吹き飛ばし、信頼を得て円滑に業務を進められるように「素直さ」を身に着けましょう。

「素直さ」に加え、これから様々なスキル(PCスキルに限らず業務スキルなど)を身に着け頑張っていきたい!という意気込みを見せることも大切です。キャリアチェンジしても過去の経験にとらわれず、「これから」を一生懸命歩んでいきたいという姿勢を持つ人を会社側は高く評価してくれることでしょう。

前向き

④ ちょっとした気配りができること
お茶くみや清掃をしなさいという話ではありません。仕事の面でちょっとした気配りをすることが大事です。「淡々と依頼された業務をこなす」のでは事務職として50点です。残りの50点は「気配り」をすることです。
なぜ気配りが大事か?「ちょっと依頼主のことを考えてあげる」という気配りが重要になってきます。

依頼された仕事に対し、ただ指示のままこなすよりも、「この仕事をすると、この資料はどのように使われるのだろう?」というちょっと自分の仕事の先を想像するだけで通常の仕事+αのものを仕上げることができます。

そうすると必然的に依頼主の仕事がちょっと上手くいき、それが回りまわって会社の利益になる…その小さな「気配り」こそが会社への貢献なのです。
考える

まとめ

事務職にキャリアチェンジしたいと思われている方、いかがでしたか?あれやこれやと闇雲に資格の取得に手を出すよりも、「事務職としての資質」の大切さをご理解いただけたでしょうか?
事務職は決して華やかな仕事ではありません。しかし、考え方ひとつ、工夫ひとつで十分会社の戦力として貢献できる素晴らしい仕事です。「1人ではキャリアチェンジは不安だ…」そんな方は人材紹介会社を頼ってみるのもいいかもしれません。
転職サイトatGP
この転職が皆さんにとって最高の転機になりますように!

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ライター ヒラノオツボネ

これまで一貫して人材紹介会社にて健常者・障がい者の転職サポートに携わってきた人材一筋のオツボネ。ゼネラルパートナーズではキャリアアドバイザーとして身体障がいのある方のサポートを経験した後、精神障がいのある方のサポートに従事。現在はMedia116のライターとして仕事系記事を執筆中。

ブログ
公式HP
https://www.atgp.jp/

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