【漫画連載】ハバナで始めてASLの自己紹介
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ライター:ケンイチロー
皆様こんにちは!ケンイチローです!
今回はキューバのろう者と出会いの話です。首都ハバナのサン・ホセ市場はお土産物などを売っている有名な市場です。その市場で絵を売っている一角があり、そこで働いている彼は私のみみかけ型補聴器を見て話しかけてくれました。目に見えやすい耳かけ型補聴器は出会いのきっかけにもなります。
そして、会うなりすぐに彼はASL(アメリカ手話言語)で「名前」を聞いてきました。カンボジアに行った時、現地のろう者にASLで「名前」を聞かれるも分からず何も言葉を返せなかった思い出があります。今回はすぐに分かりました!ASLで名前を言うことができました。
ケンイチローはアルファベットにするとKENICHIROと9文字で長い!地味に大変なので私は口話で言う時も「KEN」と自己紹介をします。今回のハバナでの旅行は英語で書いた名刺も用意して持って行きました。名刺があると便利です。
ケンイチローと交流するため、仕事の休憩を取ってくれました。筆談とスペイン語の指差し会話帳を使ってお話ししました。今から5年前(2016年)のことなので会話の内容はほぼ忘れてしまいましたが、彼は日本の難聴者に会うのは初めてのようで私に興味津々でした。彼との交流が楽しかったことは今でも覚えています。
ASLとキューバ手話言語は同じ表現や似た表現がいくつかあるようです。今回の話を書く前に、ネットでキューバ手話言語の動画がないかを調べてみましたがあまり見当たりませんでした。残念です。キューバではまだネットを気軽に利用できるものではないのが一因かもしれません。いつかまた行けた時、キューバ手話言語を動画に収めることができたらいいなと思っています。
次回、新たなる国で新たなハプニング?!乞うご期待!
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ライター ケンイチロー
1984年生まれ。仙台在住。3歳時に両耳難聴が判明してから日本語を習得した。障害者手帳6級の聴覚障がい者。聴力は両耳約70デシベル。口話と手話を使う。現在はイラストなどグラフィックや似顔絵の仕事をしている。外国に行くと「ケニチロ」と呼ばれてしまう。読書や旅が大好き。私の話が読者の役に立てれば嬉しい。
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