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小さな「誤解」がとければ職場はもっと生きやすい環境になる

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ライター:ヒラノオツボネ

みなさんこんにちは!ヒラノオツボネです。私はこれまで人材紹介会社にて健常者・障がい者の転職サポートに携わってきました。前回「オツボネが伝えたい新入社員が気を付けるべきこと10選!」を書きましたが、入社後困難を感じるのは新入社員だけではありませんよね。周囲と自分、お互いのちょっとした「誤解」がもとですれ違いが起きてしまい、結果「職場にいづらい」ということもあります。どうしてその「誤解」が生まれるのか、どうすれば解消できるのか?を今回は実例をあげながら紹介していきます!

知らないが故の不安が「誤解」を生む

誰しも新しい環境に飛び込む時に胸の中にあるのは期待や楽しい気持ちだけではありませんよね。「環境に馴染めるかな?」「仕事についていけるかな?」…そんな不安も入り混じることでしょう。入社1カ月目に感じる不安の多くは、新しい環境で過ごした時間が少ないことが理由で起こる「知らないが故の不安」です。ある程度その環境で過ごしていけば環境への「理解」や「慣れ」が生まれてきますが、入社当初は右も左もわからない状態ですよね。

人間、心細いと最悪の事態を先回りして想像してしまいやすいですし「ああだったらどうしよう」「こうなったらどうしよう」とマイナスな想像ばかりしていると、まるでそれが事実のように感じてしまいがちです。しかしそれは「知らないが故の不安」が引き起こしているのかもしれません。そしてその不安は一定の期間解消されないとムクムクと「誤解」へ成長し、歯車が合わなくなってしまうことになりかねないのです。

マイナス思考

これから紹介する4つの内容は、実際に入社して1カ月目の方が感じた不安とそれが原因で起こった「誤解」の例です。結果、彼らの不安は取り越し苦労で、その「誤解」を職場の人と話し合うことで解消されたという事例です。もし自分にも当てはまると感じた方は、「不安」が大きくなり「誤解」に育たないよう、早めに職場の人と話し合ってみてはいかがでしょうか。

「相談したら迷惑?」皆忙しそうなので相談しづらい…

1つ目のケースは業務の相談についてです。入社した直後はわからないことばかりですよね。Aさんは相談したいと思いつつも
① 「皆さん忙しくされているので、相談したら迷惑だろう」
② 「業務指示をしてくださる方が離席することもあるが、他の人には相談してはいけないだろう」
そう感じて相談することをためらっていました。

孤立

しかし相談を受けたキャリアアドバイザーが会社側の担当者の方に相談したところ、意外な「誤解」があったと知ります。

① 「相談されることを迷惑とは思っていなかったが、『困ったら相談してください』と伝えていたので、何も声がけがないということは順調なのだと思ってしまっていた」
② 「確かに業務指示者はこの人だと伝えていたが、困っている時には他の人に相談するだろうと思ってしまった」

会社側は相談してきてくれていいよ、というスタンスだったのに対しAさんは「迷惑かも…」と思ってしまい、結局「相談がないということは順調なんだね」という「誤解」が生まれてしまっていたのです。

「私は会社の役に立っているの?」自分の存在意義がわからない!

2つ目のケースは自分の「存在意義」を見失ってしまいそうになったBさんの事例です。Bさんはこう思っていました。
① 「皆さん忙しくされている中、自分だけ仕事が少ないということは、能力を認められていないのだろう」
② 「皆黙々と仕事をしていて、入社したての自分を気にかけてくれないのだろう」

干された人

しかし会社側はこう考えていました。
① 「最初はあまり仕事を渡しても疲れてしまうかもしれないので、手すき時間があるくらいに業務をセーブしよう」
② 「とても忙しい時期ということもあり、特に雑談が多い環境でもないので、あまり話ができなかった。本人からも特段困っているという話がなかったので、大丈夫だと思っていた」

仕事が少ないことは実は会社としての配慮だったのです。そして「気にかけてくれない」という思いは、実は会社側からするとBさんからのヘルプがなかったのできっと順調にいっているのだと思ってしまっていたのです。まさにこれが「誤解」の現象です。

「一体全体どう仕事が回っているの?」業務の全体像がわからない

3つ目のケースのCさんは自分の仕事がチームの中のどの部分をしているのか、ミスをしたらどういうことになるのかわからないという状況にありました。全体像が見えないという不安があったのです。

さて、会社側の考えはどうだったのでしょうか。
「ミスをしたら本当にまずいような仕事は、入社1か月目にはお願いしていないし、ご本人が心配に感じていることに気づかず、説明をしなかった」

会社側はないがしろにしたりするつもりがあったわけではなく、お互いのコミュニケーションが足りないことによってCさんの気持ちに気づいていなかったのです。結果としてCさんの不安は大きくなってしまった、というすれ違いが起こってしまった事例でした。

「周囲が気にかけてくれない」私はいないようなモノ?

4つ目のケースは「人間関係」にまつわる話です。新しい環境でイチから人間関係を築くまでには不安がつきものですよね。そんな時Dさんはこんな「誤解」をしてしまっていたのでした。

「『やることがあって大変』とみんなに聞こえるように言ったのに、何も対応してもらえない」

仕事が大変

「大変だ~」と大きい声で言うことは、Dさんなりのヘルプだったのでしょう。しかし会社側はこう受け取りました。

愚痴を言っているのかと思い、労いの言葉をかけていただけだった。何かしてほしいと思っているとは気づけなかった。」

Dさんは「大変だ」と大きな声で言えば誰かが助けてくれる「だろう」と思っていたのに対し、周囲はそれをヘルプではなく単なる愚痴に聞こえてしまっていたのです。自分がこうしたら相手はこうしてくれる「だろう」という気持ちが生んだ「誤解」でした。

一人で悩まず事実を聞いてみよう

取り越し苦労ならばなおさら「相談しない方が良いのではないか」「どう相談したら良いかわからない」そう思われる方もいるかもしれません。そんな時はこのように話してみてください。

「私は○○というふうに感じることがあるのですが、思い違いかもしれないと思い相談させていただきました。もし私に気づいていないことがあれば、改善していきたいので教えてください」

話をする社員

これならば、事実の確認もできもし「誤解」があったのならそれを解くこともできます。そして職場の方からの自分に対する評価も知ることができます。もし悩んでしまった時には、一歩勇気を出して気持ちを素直に伝えてみてください。応援しています!

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ヒラノオツボネ

ライター ヒラノオツボネ

これまで一貫して人材紹介会社にて健常者・障がい者の転職サポートに携わってきた人材一筋のオツボネ。ゼネラルパートナーズではキャリアアドバイザーとして身体障がいのある方のサポートを経験した後、精神障がいのある方のサポートに従事。現在はMedia116のライターとして仕事系記事を執筆中。

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